更新日:2023年05月14日 09:39
カーライフ

‟7万円で買ったシトロエン”を200万円かけて直した理由。フェラーリみたいに価値は上がらなくても手に入れたかったエグザンティアの魅力

なぜ、今になってエグザンティアを?

オートクラブ

シトロエン・エグザンティアは、1993年から’01年まで生産された。乗り味は一般道ではどーってことないのだが、高速道路で大きなうねりを乗り越えたときに、魔法の絨毯のようなフンワリした感触が楽しめる。その秘密がハイドロサスなのです

永福:なぜ、今になってエグザンティアを? 上田:実は僕、エグザンティアに乗るのはこれが4台目なんですよ。 担当K:げえっ! 同じクルマを4台も! 上田:昔から好きで、何度も買っては手放してきたんですけど、最近、自分が本当に欲しいクルマはなんだろうと考えた末、それはエグザンティアだと気づいたんです。 永福:「やっとかい!」ってことはないよね(笑)。オレもフェラーリ328を通算4台買ってるし。 担当K:僕もアルファ147に2台乗りました! また買おうかと悩んでます……。

好きなクルマに一生乗り続けたい

オートクラブ上田:クルマ好きとしては、好きなクルマに一生乗り続けたいじゃないですか。でも今のクルマは、電子部品のカタマリだから絶対無理なんですよ。でもこのころのクルマなら、アナログ的に直してなんとか乗り続けることができる。エアコンを効かせて普段乗りにも使える。そういうのって、1990年代くらいのクルマがギリギリだと思うんです。 担当K:それにしても、7万円のクルマに200万円かけるのは真の勇者ですね……。 永福:フェラーリみたいに価値が上がるクルマじゃないしねえ。純粋にお金を投入してるわけだから。 上田:エグザンティアの魅力は、見た目がカッコいいし、フツーに走って気持ちいいし、しかも、直せることなんです。 オートクラブ永福:直すのが目的で買ったんだもんね。故障する前から故障にビビって、「そろそろ手放そうか……」とか言ってる誰かに、爪の垢を煎じて飲ませてやりたいよ! 担当K:僕はビビってませんよ! 最近愛車が故障しないから寂しくて仕方ないです! 上田さんのエグザンティア、故障は大丈夫ですか?
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ホースが劣化で裂けて…
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1962年東京生まれ。慶大法卒。編集者を経てフリーライター。『そのフェラーリください!!』をはじめとするお笑いフェラーリ文学のほか、『首都高速の謎』『高速道路の謎』などの著作で道路交通ジャーナリストとしても活動中

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