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空前のブームに沸くサウナ業界。ホテル、スーパー銭湯…いまからでも間に合う有望銘柄とは

サウナ室に行列ができても当たり前になってきたサウナブーム。そんななか、サウナ関連事業を手がける企業の株価動向はいかがなものか。事情に詳しい各氏に話を聞いた。

サウナ関連の事業を手がける銘柄は熱い

サウナで儲ける ドラマ『サ道』(’19年)の放送をきっかけに空前のサウナブームが巻き起こった。そんなサウナ関連の事業を手がける銘柄は熱いのか。  経済アナリストの馬渕磨理子氏は「ヘビーユーザー獲得に努める企業に注目すべき」と語る。 「王道は、『極楽湯』ブランドのスーパー銭湯を直営・FCで全国展開している極楽湯ホールディングス(東S・2340)。利用しやすい価格帯の温浴施設で常連サウナ客以外に新規ユーザーの獲得が期待されます。 また、子会社が東京・新宿に『テルマー湯』を運営しているエコナックホールディングス(東P・3521)も新たに『サウナ・スパ テルマー湯 西麻布』をオープンして注目を浴びています」
馬渕磨理子氏

馬渕磨理子氏

サウナを充実させることで既存施設の付加価値を高める

 サウナ施設を運営する企業の成長動向を見抜くには、上場は廃止しているもののラクーアなどを運営している東京ドームが参考になるという。 「ラクーアでは、男性ビジネスパーソンや経営者が、サウナで親睦を深めつつ会議を行うケースが多いです。個室型貸し切りサウナの需要が高まるなか、4月15日に貸し切り個室と利用者専用のラウンジを新たにオープン。コロナ禍で離れた客足を戻し、来客の新規獲得を狙っています」  とはいえ、やはりサウナだけで株価を上げるのは難しいとの声も。馬渕氏も「サウナ自体で企業が急成長するというよりは、サウナを充実させることで既存施設の付加価値を高める」と話す。
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サウナ×アフターコロナ銘柄のシナジーに期待大!
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