まず気になるのが、ahamoとの通信速度の違いだ。MVNOの場合、回線の混雑時にキャリアが直接提供するプランに比べて通信速度が遅くなってしまうケースがある。一方のahamoでは、公式に「通信速度はドコモのプレミアムプランと同じ」としている。 回線が混雑していそうな場所ということで、「G7群馬高崎デジタル・技術大臣会合」と、それにあわせて行われた「デジタル技術展」が開催されていた日のJR高崎駅の新幹線改札付近で通信速度を比較してみた。 ゴールデンウイーク序盤だったこともあり、展示会を訪れる人に加えて観光客や帰省らしき家族連れの姿も多い。 通信速度計測アプリを使って両者で速度を測ったところ、下りスピードはahamoが467Mbpsを確保できているのに対して、HORIE MOBILEが110Mbpsとかなりの差がついた。一方で、上りについてはほぼ同じ結果となった。 休日朝の住宅街でも確認してみた。下りはahamoがやや速く、上りはHORIE MOBILEのほうがわずかに速い結果となったが、いずれも誤差レベルといえる程度の差だ。 混雑する場所で速度が落ちてしまうのはMVNOの測定で、ある程度しかたのないことかもしれない。ただし、今回試したなかではストレスになるほど遅くなることはなかった。場所や条件でも違いがあるため一概にはいえないが、一般的な使い方であれば許容できる程度という印象だ。