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「は?俺らを脅してんの?」甘やかしが生んだ“迷惑客”が怖すぎる…店長が後悔した中身

サービス精神を悪用されかけた副店長

 同じように、お客との距離感を勘違いしてとんでもない目に遭ったというのがカラオケボックスで副店長をしていた岸部純輝さん(仮名・26歳)。  岸部さんは、高校のときに仲のよかった友達2人がたまたまお客さんとして店に来てくれたため、サービスでドリンクとお菓子を提供。少しでも楽しんで帰ってもらえれば、という想いからの行動だった。 「2~3日すると、また2人がいっしょに店に来てくれ嬉しかったです。その日はとくにサービスするつもりはありませんでした。でも店がヒマだったこともあり、こんな日に来てくれた2人に感謝の気持ちをと、再びサービスでドリンクとお菓子を提供してしまったのです

「どうして今日は、サービスがないんだ?」

カラオケ すると、また2~3日経って2人が来店。そのときは店内がほぼ満室状態で忙しいこともあったため、ドリンクやお菓子のサービスはしなかった。すると会計時に「どうして今日は、サービスがなかったんだ?」と言われてしまう。 「あれは特別だったので期待されても困ると伝えると、『あれ、上には内緒のサービスだろ? チクっていいの?』と、脅してきたのです。恐怖を感じるとともに、会社に黙って2人にサービスしたこと、変なサービス精神をはたらかせてしまったことを反省しました」  そんなやり取りをしていると、カラオケルームから出てきたお客さんが会計のために後ろに並んだため、2人は悪びれる様子もなく「チッ」と舌打ちして退店。そんな2人にはもう、仲のよかった高校時代の面影はなかったという。
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勝手なサービスを会社に報告すると…
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フリーライター。ライフ系や節約、歴史や日本文化を中心に、取材や経営者向けの記事も執筆。おいしいものや楽しいこと、旅行が大好き! 金融会社での勤務経験や接客改善業務での経験を活かした記事も得意

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