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「それ、毒味させてください」獣医師が目の当たりにした“ヤバい迷惑客”の実態

入院せずに3ヶ月間通院した結果

動物病院 犬用の薬や食べ物を一度口に含み、それを愛犬に与えていたという常軌を逸する行動をとっていた飼い主は、結果的に3ヶ月もの間、ほぼ毎日通い続けたという。 「結果的にそのワンちゃんは病院を移すことになって、移った先で亡くなったそうです。早い段階で任せてもらえて、入院していたらよくなる可能性はあったと思うんですけど……。病気のときはゆっくり休むことが大切なんですが、診察室の扉が開きっぱなしで飼い主に見られるのもストレスになっていたんだと思います。ペットへの愛が強いことは悪いことではありませんが、愛が強すぎるゆえに苦しめてしまうケースがあるということを知ってほしいです」  動物病院や動物愛護団体の現場には、犬猫はモノではなく「命である」ということを理解できていない人がしばしば現れる。犬や猫は喋れないからこそ、人間側の都合のいいように解釈し、結果的に苦しめている人も多くいるだろう。ある程度の知識と常識がないとペットを飼えないような世の中に変わっていくことを祈るばかりである。 文/セールス森田
Web編集者兼ライター。フリーライター・動画編集者を経て、現在は日刊SPA!編集・インタビュー記事の執筆を中心に活動中。全国各地の取材に出向くフットワークの軽さがセールスポイント
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