ライフ

「折りたたみ傘に染みついた生乾き臭」どう落とす?湿気があっても“乾きやすい”効率的な方法を聞く

傘を長持ちさせるメンテナンス

――傘のメンテナンスが必要な理由は? 角谷:一般的な傘にはすべて撥水加工が施されていますが、年単位で効果が弱まっていくので、たまに行うメンテナンスが必要です。撥水加工は、実はたくさんの小さなトゲが並んだような構造になっており、布の表面が毛羽立ったような状態になるのです。  このトゲがあることで水をはじくことができるのですが、トゲは摩擦や紫外線、傘の使用によってだんだん寝てしまいます。そのため、撥水効果が薄れてしまうのです。  見た目の判断としては、「傘表面の水滴の状態」。新しい傘の表面だと水滴がコロコロ転がりますが、古くなると水滴がべちゃっと傘表面にくっついてしまいます。

「ドライヤー」で傘の寿命を延ばすコツ

傘

撥水加工が抜群!水をはじいている傘(Wpc.提供)

――折りたたみ傘を長持ちさせるために必要なメンテナンス方法についても知りたいです。 角谷:メンテナンス方法としては「ドライヤー」を布表面に使用することで、トゲをピンと立った状態に戻すことができます。さらに「ドライヤー」を使用しても撥水が弱くなってきたなーと思った場合は市販の「シリコン系防水スプレー」がおすすめです。  傘の表面には不純物が多く付着していますので、シャワーで除去した後に陰干しをして完全に乾かした状態でスプレーをしてください。
次のページ
傘の専門家が伝えたいこととは?
1
2
3
4
医療従事者として都内総合病院に勤務していたが、もともと興味のあったWebライティング業界に思い切って転身。大手メディアと業務委託契約を結び、時事ネタ・取材をメインに記事を執筆。中には450万PVを達成した記事も。ちなみに国内外問わず旅行が趣味で、アメリカ・オーストラリアで生活をした経験もあるバイリンガル。現在、海外移住計画中
記事一覧へ
おすすめ記事
ハッシュタグ