――湿気の多い梅雨にぴったりな折りたたみ傘の特徴を教えてください。 角谷：やはり撥水性の良い傘が梅雨時には重宝しますし人気ですね。例えば、我が社でいうと撥水力と耐久性を兼ね備えた「ダントツ撥水」のような技術を施した商品が売れています。少し高くても長持ちするので、長期的にみるとコスパがいいと思います。 ――梅雨に向けて、折りたたみ傘を使う人にアドバイスをお願いします。 角谷：一昔前、特に折りたたみ傘は壊れやすい物でしたが、現在は傘骨製造技術も上がり、ちょっとやそっとでは壊れない傘がほとんどです。自分の好きなデザインや機能の商品を長く使っていただけることができるようになりました。 　しかしながら生地の不具合は使う人のお手入れ次第です。「臭い」「汚れ」「撥水が悪い」などは日々のメンテナンスで、できるだけ防ぐことができます。洋服と同じで長く使いたい服は洗濯や干し方にも気を遣いますよね？ ネットに入れてダメージを防ぐ、色落ちを防ぐために日陰で干す、型崩れしないハンガーを使うなどさまざまあります。 　傘も少しの気遣いをするだけで長持ちするので、ぜひお気に入りの傘にお手入れをしてみてください。我々メーカーとしても、長く愛してもらえる製品を作れるように今後も研究、試行錯誤を重ね、さまざまな世代やジャンルの方に傘を持つことへの美意識を発信し続けます。そして雨の日も晴れの日も幸せを感じてもらえる製品をお届けします。 ＜取材・文／はるうらら＞医療従事者として都内総合病院に勤務していたが、もともと興味のあったWebライティング業界に思い切って転身。大手メディアと業務委託契約を結び、時事ネタ・取材をメインに記事を執筆。中には450万PVを達成した記事も。ちなみに国内外問わず旅行が趣味で、アメリカ・オーストラリアで生活をした経験もあるバイリンガル。現在、海外移住計画中