そう決意してからは、真綾さん自らが罠を仕掛けて証拠を作り置きしている。たとえば、あまり好きだと言わないY哉さんから愛の言葉を引き出すためにLINEで可愛くスネてみたり、行為の最中に「真綾が好き」と言わせてみたり。 「行為中の動画も隠し撮りしていますし、終わったあとにスヤスヤと眠るY哉とのツーショットもあります。Y哉だけのワンショットも保存済。もし別れようと言われたら、奥さんがいたことなんて知らないフリをして、SNSに写真をアップしてやろうと思っています」 そのためにいま、SNSのフォロワー増やしに力を入れているという。Y哉さんはもちろん、真綾さんがSNSをしていることすら知らずにいる。不倫を食事に例えるなら、食後には、断ることのできない苦いデザートを食べるハメになるかもしれない。 ＜TEXT／夏川夏実＞ワクワクを求めて全国徘徊中。幽霊と宇宙人の存在に怯えながらも、都市伝説には興味津々。さまざまな分野を取材したいと考え、常にネタを探し続けるフリーライター。Twitter：@natukawanatumi5