恋愛・結婚

キャバクラやガールズバーはダサいけど…若者の間で「スナックが流行る理由」を考察する

金を払って女の子と話すのは「モテない男がすること」

“若者の恋愛離れ”と言われるように、現代の若者は恋愛及び女性への関心が昔に比べて低い気がします。少なくとも表面上は恋愛の優先順位が低いように装っています。 「僕は死にましぇん!僕が、幸せにしますから!」と、ストレートに愛の言葉を伝えられる男性は、今時そう多くないのです。下がり続ける婚姻率が証明していますよね。 それは自ずと、「女性にコミットするのってなんか恥ずかしいよね」という空気も醸成されていきます。 自分とたいして年齢の変わらない女の子に、わざわざお金を払って相手してもらいに行くというのは、プライドが許さない人も多いでしょう。「それはモテない、女性に飢えてる男がすること」と思うからです。

「横のつながりがある」スナックの特異性

その点スナックは、ママやキャストに会いに行くという目的よりも、他のお客さんとの絡みを楽しみにしている方が多いです。同じ空間に居合わせることで生まれる、偶発的な出会いが楽しいのです。何度も顔を合わせれば、ひとつのコミュニティになります。 私の店では、私が口を挟まなくてもお客さん同士が盛り上がって勝手にワイワイしているシーンもよくあります。キャバクラやガールズバーでは、基本的に他の席のお客さんと絡むなんてことはないですよね。 居酒屋でも、よほどアットホームでない限り、隣の見知らぬお客さんに話しかけるなんてしないはずです。その点で、スナックはお客さん同士もコンテンツと言えます。「あの店に行けば、他のお客さんと楽しい出会いがあるはず」という期待を抱いてもらえるのです。
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キャバクラやガールズバーとは「似ているようで違う」
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上野にてスナックを経営する27歳。大好きなお酒にコミットするべく鉄道会社を退職し、ほぼ未経験の世界へ転身。TOEIC910取得。趣味は海外一人旅。Twitter、Instagramなど:lit.link

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