恋愛・結婚

キャバクラやガールズバーはダサいけど…若者の間で「スナックが流行る理由」を考察する

キャバクラやガールズバーとは「似ているようで違う」

このように、同じ水商売といえど、スナックとその他のキャバクラやガールズバーなどとは、根本的に提供している価値が異なります。お客さんが訪れる目的が、似ているようで違うのです。 キャバクラでありがちな色恋営業は、スナックでは恐らくほとんどないでしょう。キャバクラやガールズバーに通うのは「女の子に貢いでいるみたいでダサい」と思う一方、それがスナックであれば、「行きつけの飲み屋がある俺、大人でかっこいい」と認知するのが現代の若い男性なのです。 そして、そんな彼らがどのスナックに行こうかとなったとき、若いママがいるスナックは選びやすいのでしょう。年配のママの店は、旧来からの常連さんばかりかもしれません。自ずと客層も高齢になるでしょう。

ママが若いと「入店のハードルが下がる」

上司が部下をスナックに連れて行く風習も薄れているでしょうから、スナックがどんなところか、お作法も分かりません。そうなると、若いママがやっているというだけで、客層も若いんだろうなとか、無知による失態も許されそうとか、入店するハードルが下がるのです。 もちろん他にも、2020年から一般の飲食店が原則屋内禁煙になったとか(スナックは例外として喫煙可能)、昔より平均年収が下がり続けているとか、接待交際費の領収書が切りにくくなったとか、他にも要因は考えられます。 しかし、若者の恋愛欲の低下とプライドが、現在の若いママのスナックの増加と関連しているのは間違いないでしょう。 <TEXT/まきぱん>
上野にてスナックを経営する27歳。大好きなお酒にコミットするべく鉄道会社を退職し、ほぼ未経験の世界へ転身。TOEIC910取得。趣味は海外一人旅。Twitter、Instagramなど:lit.link
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