キャバクラやガールズバーはダサいけど…若者の間で「スナックが流行る理由」を考察する
上野駅から徒歩2分のビルの地下で、「スナック まきぱん(27)」を経営しているまきぱん(27歳)と申します。人生をお酒にコミットするべく、新卒入社した大手企業を退職し、脱サラ起業して自分の店を持ちました。365日飲酒している生粋の酒好きが、夜の世界だったり、時に昼の世界に思うことをつらつらと綴っていきます。
日本は世界の中でもナイト産業が盛んな国です。キャバクラに高級クラブ、ガールズバー。キャバクラひとつとっても、朝キャバやお触りOKの店があるなど、接客スタイルや客単価を変えて夜のお店は多様に細分化されています。近年では、コンセプトカフェ(通称コンカフェ)が台頭しており、古い歴史を持つナイトエンタメも、時代とともに姿形を変化させています。
もちろん、スナックも例外ではありません。スナックといえば、どこの田舎町にもあり、アナログ産業の最たる例と言っても過言ではないでしょう。そしてスナックのママといえば、40代以上の女性をイメージするのではないでしょうか。還暦を迎えたママも珍しくありません。
ですが、最近、そんな旧態依然のスナック業界にも、変化の訪れを感じます。20代や30代のママが切り盛りする店が、明らかに増えているのです。
他のナイトワークに比べ、「容姿の端麗さ」や、「若さ」を求められることが少ないスナックで、なぜ若いママが目立つようになってきたのか。言い方を変えると、なぜ需要が増しているのか……。なぜ若いママのいる店に通う人が増えているのか……。
現役の20代スナック経営者である私が思うに、このスナック業界の変化は、お客さんの自意識による変化によると考えます。
これまで20~30代の男性陣は、スナックよりもキャバクラやガールズバーを選ぶことが多かったと思います。ですが、どうしてもそれらで遊ぶと、お金がかかる。それに一般的には、通っている=特定のキャストの女の子にハマって貢いでいる、と他人から思われることも多いでしょう。本人はただ騒ぎたい、指名もしないし話し相手は誰でも良いと思っていてもです。
若いママの店が増えている?
本人はただ騒ぎたいだけでも…
上野にてスナックを経営する27歳。大好きなお酒にコミットするべく鉄道会社を退職し、ほぼ未経験の世界へ転身。TOEIC910取得。趣味は海外一人旅。Twitter、Instagramなど:lit.link
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