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夏競馬の難読レース名5選。五頭連峰、渡島特別、飯豊特別の読み方は?

新潟の「五頭連峰特別」

競馬

昨年の渡島特別を制したビジン。今春には3勝クラスも卒業しOP馬の仲間入りを果たした 
写真/橋本健

 こちらは新潟で半世紀に渡り行われているお馴染みのレースですね。五島列島と響きが似ているのでついつい、「ごとうれんぽう」と呼んでしまいがちですが、正解は…… 「ごずれんぽう」特別です。 「五頭連峰は、新潟県北部の五頭連峰県立自然公園内にある菱ヶ岳・五頭山を中心とする山々」とのことで、やはり山関連は難読率が多いのかもしれません。周辺には温泉やゴルフ場、キャンプ場などもあるようで、シーズン中は大いに賑わうようです。  なお、過去の勝ち馬には後に重賞を制するダイワレイダースやG1でも好走したダイワマッジョーレなどの名前もあり、出世レースとしても注目です。今年は8月27日(日)新潟9R、芝1600mで行われる予定となっております。

北海道の「渡島特別」

 さて、残るは2つですが、第2位は読めそうで読めない、読めているつもりが間違っていた……が続出しそうな難読レース、「渡島」特別です。ついつい「としま」とか「わたりしま」と読んでしまいそうですが、正解は… 「おしま」特別  JRAの解説によると「渡島は、北海道の南西部、渡島半島の南部にあたる地域。かつての松前藩の所在地でもある」とのこと。もっとも、「わたりしま」と読むこともあるようで、もともとおしまの語源は「わたりしま」だったようです。  ちなみに、21世紀になってから2009年を除いて毎年施行されてきた渡島特別ですが、藤田伸二騎手が2004年と2008年に2勝を挙げている以外は、すべて異なる騎手が勝っているというなかなか珍しいレース。ルメール騎手もデムーロ騎手も武豊騎手も1勝ずつと、まるで国士無双状態です(笑)。  果たして今年は2勝目を挙げる騎手が現れるのか? あるいはまた新たな騎手が勝ち名乗りをあげるのか?  レースは今週末の7月2日(日)函館9Rで開催されます。ちなみにまだ当レース未勝利で騎乗予定がある主な騎手は、岩田康誠騎手、北村友一騎手、佐々木大輔騎手あたりでしょうか。
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知らなきゃ読めない超難読レース
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