お金

夏競馬の難読レース名5選。五頭連峰、渡島特別、飯豊特別の読み方は?

新潟競馬場の「飯豊特別」

 それでは、いよいよ第1位です。難読レース第1位は新潟競馬場から、「飯豊特別」です。  こちらは決して個別の文字は難しくないのですが、読み方が独特というパターンです。同じ文字だとモデルの飯豊まりえさんがいますが、読み方は「いいとよ」。しかしながら、こちらのレース名の読み方は異なります。  ヒントは、かつて多く存在した競走馬の冠名と同じ読み方です。1991年の日本ダービーには、なんとこの冠名の馬が3頭出走しているのですが、このヒントでわかればなかなかの競馬通かもしれません。  というわけで、正解は… 「いいで」特別です。  こちらもまずはJRAの解説をお借りしましょう。 「飯豊は、山形・福島・新潟の3県の境にある連峰の名。名は山容が飯を豊かに盛った姿に似ていることから付いたとされる。最高峰は標高2128mの大日岳。非火山性の山としては東北一の高さを誇る」  ということで、やはり山の名前でした。前回難読レース1位に輝いた燧ケ岳(ひうちがたけ)は、東北地方最高峰を誇る火山でしたが、飯豊連峰の最高峰・大日岳も負けず劣らずといったところでしょうか。ちなみに大日岳(だいにちだけ)特別というレース名もあります。  少しキャリアが長い競馬ファンにとっては、ヒントに挙げた「イイデ」の冠名も思い出されるかもしれません。トウカイテイオーが2冠を制した1991年の皐月賞と日本ダービーで3着に好走したイイデセゾンという馬がいましたが、当時の2冠にはイイデシビアやイイデサターンも同冠名馬として出走していたんですね。  今年の飯豊特別は夏のローカル最終週の9月3日(日)、新潟9レース、2勝クラスの芝1400mで行われる予定です。  以上、独断で選ぶ夏の難読レース5選、いかがだったでしょうか? なお、レース名の由来は本文でもご紹介したようにJRAのホームページでも公開されています。是非、気になった際はチェックしてみてください。 文/TARO
競馬予想ブログとしては屈指の人気を誇る『TAROの競馬』を主宰する気鋭の競馬予想家。12月5日に最新刊『馬券力の正体 収支の8割は予想力以外で決まる』(オーパーツ・パブリッシング)が発売になった。著書は他に『競馬記者では絶対に書けない騎手の取扱説明書』(ガイドワークス)、『回収率を上げる競馬脳の作り方』『回収率が飛躍的に上がる3つの馬券メソッド』(扶桑社)が発売中。
馬券力の正体 収支の8割は予想力以外で決まる馬券力の正体 収支の8割は予想力以外で決まる

TARO氏が『馬券力』について徹底究明した一冊。

1
2
3
勝SPA! 
おすすめ記事