更新日:2024年02月01日 19:13
仕事

「こんな会社いたくない」入社3ヶ月で退職者が相次ぐ、“職場崩壊”を招いた新入社員のひと言

 多くの企業が新入社員を迎え入れる春以降、新卒はもちろん、転職してきた人たちで職場の空気は一変する。だが、そこに職場を引っ掻き回す“モンスター新入社員”が紛れ込んでくることもあるのだ。“個”が尊重される時代においても、組織としては悩ましい問題である——。
草原で指を指す新入社員

※写真はイメージです。以下同

 今年は新型コロナに伴う規制が緩和され、4年ぶりに対面やマスク無しでの入社式を行った企業も多い。入社後、新入社員はそれぞれが配属された部署で自己紹介をすると思うが、「自己紹介で女性社員が放った一言が、まさかあんなトラブルを引き起こすなんて……」と語るのは、都内の某社に勤務する水野裕太さん(仮名・35歳)。水野さんが4月からの3ヶ月間で直面した“職場崩壊”の顛末とは?

“自己紹介の内容”にザワつく男性社員たち

自己紹介 水野さんが勤める会社には、4つのチームがあり、それぞれ15人ずつで男女比は2:1。新入社員の約50名が各チームに振り分けられた。研修時に自己紹介を行なうのが恒例となっている。 「自己紹介といっても名前と出身大学、サークルでの活動、中途入社の人は前職とか、チームではこう呼んでほしいなど簡単なものです。コロナ禍のときはリモートで行われていたのですが、今年からはようやく対面でできるようになったんです」  そんななか、あるチームの女性から驚きの発言が飛び出したという。彼女は新卒で入ってきた22歳だが……。 「彼女が自己紹介のときに『学生のときは✕✕で働いていました!』と言ったんです。✕✕とは夜遊び好きの間なら結構、有名な夜の店。女性社員や新入社員たちはポカン……としていましたが、僕たち30代以上の男性社員はすぐにピンと来ましたね」

「なぜ自らカミングアウトしたのか?」深まる謎

 新入社員の発言に一部がざわついた。水野さんの会社はそこまで厳しい面接ではないというが、念のため、人事に彼女の履歴書を確認させてもらった。 「彼女の履歴書にはアルバイト歴はスポーツジムとしか書かれていませんでした。スポーツジムではなく夜の店で働いていたことを、なぜ自らカミングアウトしたのか謎でした。かといって、僕から彼女に問いただすのもセクハラだと思われそうじゃないですか。学生時代のバイトを理由にクビにするわけにもいかないでしょう」
次のページ
まさかの“社内でパパ活”
1
2
おすすめ記事
ハッシュタグ