お金

資産1億円超でも「生活必需品は100均を活用」。元サラリーマン投資家が教える“FIREの極意”

億り人に到達して今年の3月にFIRE

――高配当投資のキッカケになった『株式投資の未来』、投資初心者には難しい内容でしょうか。 長期:たしかに学術的な本なので難しい部分も出てくると思います。ただ、専門用語が出てきても、調べたり、実践しながら読んでいったりすれば、身になるはずです。もし難しいと感じる方は、手前味噌ですが、拙著の『オートモードで月に18.5万円が入ってくる「高配当」株投資』と『半オートモードで月に23.5万円が入ってくる「超配当」株投資』(共にKADOKAWA)から高配当投資に入っていただくとわかりやすいかもしれません(笑)。 ――今年の3月に勤めていた会社を辞めて独立をされてますが、判断基準は? 長期:独立の判断基準は、一定程度のキャッシュフローですね。基本的に銘柄をしっかり選んでいれば、大きな減配はないので、キャッシュフローの見込みを計算できます。20年先ぐらいまでシミュレーションをしたら、生活していくには困らないだろうと確認したうえで会社を辞めました。

「意味がない」と思いながら働いた会社員時代

長期株式投資

長期株式投資『半オートモードで月に23.5万円が入ってくる「超配当」株投資』(KADOKAWA)

――FIRE後のライフスタイルはどんな感じですか? 長期:本を読んだり映画を見たり、そういう時間を確保できるかなと思っていたんですけど、実際はオンラインの投資教室の運営が意外と忙しくて、自由時間があんまりないです。さらに執筆を引き受けたりするので、今後は仕事量を調節しながら、生活スタイルを構築していきたいですね。今は模索中です。 ――ちなみに会社員時代はどんな生活をされていました? 長期:いわゆるJTC(伝統的な日本の大企業のこと)な会社で、家を6時50分ぐらいに出て帰ってくるのが夜9時半というカツカツな生活をしてました。通勤が片道1時間半と結構長かったのも要因です。業務も、すごいしょうもないことをさせられることもあり、内心で「意味がない」と思ったこともあります。
次のページ
FIREしたあとの「4%ルール」は?
1
2
3
4
不動産、マネー、ネットカルチャー分野を得意とするフリーライター。社会事情についても執筆する。著書に『サラリーマンのままで副業1000万円』(WAVE出版)。X(旧Twitter):@yuutaiooya

記事一覧へ
おすすめ記事
ハッシュタグ