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資産1億円超でも「生活必需品は100均を活用」。元サラリーマン投資家が教える“FIREの極意”

配当金生活は20年計画で

東京証券取引所――ミニマリスト的なシンプルな生活を心がけている? 長期:生活するうえで不要なものは捨てたほうがいいと思います。そもそも買わないのがベストなんですけど。物を持つこと自体がコストなので、不要なものを置いておいて、1年使わなかったらほぼ使う確率はないので、さっさと捨ててスペースを確保したほうがいい。株主優待がいろいろ届く人は、使いきれない分を溜め込まないで、人にあげたりしたらいいと思います。 ――最後にFIREに憧れている人にメッセージを。 長期:短期でFIREを目指す人もいると思うんですけど、 だいたいうまく行かないんですよね。うまくいく確率が高いのであれば、すでに皆がやって短期でFIREできているはずなので。何年かかるかはその人のライフスタイルもありますが、着実に1歩ずつ進めるために中期的な目標を据えるといいと思います。  肌感覚ですけど、20年投資を継続したらFIREにかなり近づいていると思うので、そこに至るまでに大きな失敗をして退場することだけは気をつけてください。結局、継続できるかどうかだと思います。 <取材・文/栗林篤> 【長期株式投資】 「日本の配当株」専門の元サラリーマン投資家。1977年生まれ。2004年から株式投資を始める。2006年、ライブドアショックで痛すぎる損失を経験。以降、大型株へ投資対象をシフトするが、2008年、リーマンショックで含み損が600万円まで膨らみ「退場寸前」となる。しかし2009年、ポートフォリオを大型配当株メインにスイッチ。以降は、安定的に資産を増やし、2022年の税引き後の手取り配当額は、282万5128円と過去最高を更新。2023年3月、資産1億円を達成し早期リタイアを達成
不動産、マネー、ネットカルチャー分野を得意とするフリーライター。社会事情についても執筆する。著書に『サラリーマンのままで副業1000万円』(WAVE出版)。X(旧Twitter):@yuutaiooya
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