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1000万円超のポケモンカードも。“4か月で1億円使った”トレカ店経営者が語る「高額転売の闇」

高額ポケカの購入で「感覚がマヒ」

ポケカ

サポチャンで販売されていたポケカ

 これまでYouTubeや店舗展開のためなどポケカの購入に億を超える金額をつぎ込んでいるというポケギャン氏。だが、「一般の大学生や社会人が高額なポケカをアッサリと購入することも多い」と話す。 「価格がどんどん跳ね上がり、気軽に売買(換金)できるポケカを投資商品のように扱っている人もいます。カードゲームを楽しむのが目的ではなく、レアものや人気のあるポケカを少しでも安く購入し、時期を見て、高く売る。まさに、投資です。  こういった売買が、さらにポケカの価値を吊り上げています。そして、ポケカの価格がどんどん上がっている現状しか知らない若い世代が、『これからも価格は上がり続ける』と勘違いして借金をし、カードを購入していることも心配です」

PSA鑑定済ポケカの買い取りを停止したショップも

ポケギャン そもそもポケカが人気となった理由は大きく分けて2つある。ポケギャン氏によると「ひとつは、カードをデザインするイラストレーターさんの絵が魅力的なこと」「そして、新しいヴァージョンが発売されると、これまでのカードが販売終了となってしまうこと」だと言う。 「それが、ポケカをコレクションするコレターやポケカファンにとって魅力のようです。ただ、ポケカがずっと値上がりを続けることはありません。株と同じで上下しますし、いまの価格は異常です。その証拠に、つい最近、大阪のトレカショップがPSA鑑定済ポケカの買い取りを一時的に停止しました。  先ほどのケースの中身だけをすり替える手口が散見されるようになったからです。買い取り停止の影響を受けて業界では、ポケカの価格が数万~数十万も下落しています。また、こういった状況に焦りを感じて、ポケカを1秒でも早く売って換金したいという人が殺到していることも原因です。少数ですが、『いまが、買い』だという人もいます。とにかく、感覚がマヒしないよう注意してほしいです」
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ポケカが犯罪の温床になりつつある?
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フリーライター。ライフ系や節約、歴史や日本文化を中心に、取材や経営者向けの記事も執筆。おいしいものや楽しいこと、旅行が大好き! 金融会社での勤務経験や接客改善業務での経験を活かした記事も得意

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