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“スピードワゴン小沢”という生き方「今後の目標なんて昔から1個もない」

今後の目標なんて昔から1個もない

――2018年末からはYouTubeチャンネル『オザワ倶楽部』を開設。同世代の芸人さんと比べてすごく早かったように思います。 小沢:そうなの? 仲のいいスタッフから「YouTubeやんない?」って誘われて、俺別にやりたいことないし「嫌だ」って言ったら、「じゃあ毎回企画用意するから、僕としゃべりましょう」ってなっただけなんだよね。 毎回この話になると言うけど、「ギャラ1円もいらないから、スタッフで分けて」って始めてるから。でも、あるときに明細見て入ってたから文句言ったのよ。そこでスタッフが「でも、半分いただいてます」って引かなかったから結果的に今はもらってるけど。 「しゃべったり遊んだりする場所を作るからきて」って言われたから行ってるだけで、「金儲けするために何かやろう」なんて1回も言ったことないね。全部、仲のいいスタッフが「今度これやろう」って言ってくれて「いいよ」って感じだから。 ――若手芸人さんや映画、漫画など、いろんな知識をお持ちなので、高いアンテナを張っているイメージでした。そうなると、今後の目標みたいなことも……。 小沢:1個もないのよ、昔から(苦笑)。「センターマイク」(2012年からスタートしたスピードワゴン主催のライブ「東京センターマイク〜スピードワゴンと数組の漫才師」)だって、そりゃ作るときは大変だけど、漫才の新ネタどんどん作りたいから今やってるしね。 それも、「これを作ることによってこうなるだろう」とか「今日頑張れば明日こういう仕事増えるだろう」っていう考えではやってないね。……まぁ今やりたいことって言ったら、ビール飲みたいぐらいかな。 <取材・文/鈴木旭 撮影/藤本篤史>
フリーランスの編集/ライター。元バンドマン、放送作家くずれ。エンタメ全般が好き。特にお笑い芸人をリスペクトしている。個人サイト「不滅のライティング・ブルース」更新中
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