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“スピードワゴン小沢”という生き方「今後の目標なんて昔から1個もない」

今年5月、『THE SECOND~漫才トーナメント』決勝に進出し、「四季折々の恋」という“らしさ全開”のネタで笑わせたスピードワゴンの小沢一敬さん。昨年から『ラ・ママ新人コント大会』の司会を務めるなど、今もなおライブシーンの最前線に立ち続けている。 そんな彼は、どんな思いでお笑い界と向き合っているのか。「あんまり覚えてない」というTHE SECONDについて、漫才に対する向き合い方、「ラ・ママ~」を主催するコント赤信号・渡辺正行さんの魅力、独特な活動方針など、常に今を生きる小沢さんの本音を聞いた。
小沢一敬

スピードワゴンの小沢一敬さん

本当のこと言うと、忘れちゃった

――今年開催された『THE SECOND』決勝に進出。中堅からベテランまで白熱したバトルを見せましたが、改めてどんな大会でしたか? 小沢一敬(以下、小沢):……本当のこと言うと、忘れちゃった(苦笑)。まぁでも、THE SECONDっていう大会があったことによって生まれたライブがけっこうあって、そこにも呼んでもらったから、そういう意味では楽しかったですね。 ――YouTubeチャンネル『スピードワゴン小沢のオザワ倶楽部』の「【THE SECOND】ファイナリスト達のガチ敗因考察」のなかで囲碁将棋・文田大介さんが「予選の会場に出る前の小沢さんが(震えてた)」と口にしていたのが印象的でした。 小沢:そうね、緊張しないかなと思ってたけど。緊張はしてただろうね。

目を潤ませていたことも「あんまり覚えてない」

――「ノックアウトステージ16→8」では、2丁拳銃に勝利して目を潤ませていました。 小沢:あー、そうだっけ? ――はい(笑)。2003年のM-1決勝でファイナリスト同士の2丁拳銃との対戦はグッとくるものはありましたか? 小沢:そのときは思ったかもしれないけど、もうあんまり覚えてない(苦笑)。 ――そのほか印象的だった対戦は? 小沢:Dr.ハインリッヒのことが好きで、袖で見てたらすごいウケてたからドキドキしたね。やっぱすごいなと思って。
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フリーランスの編集/ライター。元バンドマン、放送作家くずれ。エンタメ全般が好き。特にお笑い芸人をリスペクトしている。個人サイト「不滅のライティング・ブルース」更新中
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