エンタメ

父娘コンビ・完熟フレッシュの今…「反抗期でも、やめようとは思わなかった」

「監視カメラがついていた」コロナ禍の高校生活

完熟フレッシュ――高校時代って、コロナ禍の真っ只中じゃないですか。修学旅行は中止にならなかったですか? レイラ:中止にはならなかったんですけど、本当なら沖縄の予定が福島と宮城になったりはしました。高校時代は本当に制限も多くて。それこそ、お笑いライブも開催はできるけど、お客さんと触れ合うこともまったくなくなっちゃった。会うのは、高校の先生と友だちだけみたいな感じだったので、そこはしんどかったです。 ――お昼ご飯はアクリル板越しだったんですか? レイラ:アクリルはなかったんですけど、みんなで囲んで食べてたりしたら、校内放送が流れて「しゃべって食べないでください」って言われることはありました。監視カメラがついてるので。 ――監視カメラがついてるんですか!? 時代を感じますね。 レイラ:休み時間に廊下でちょっと歌ったりしたら怒られたりとか(笑)。 57 CRAZY:それ高校だよね?(笑)ヤバい施設とかじゃないよね。 ――ちょうどコロナ禍に入るタイミングでレイラさんがYouTubeチャンネルやインスタグラムを開設。ダンス動画がバズッたりもしましたよね。 レイラ:あれは何でなんですか?(笑)わかんないけど、高校の授業とかでやってたのをSNSで上げたりできるようになったのはある意味良かったのかなと思います。SNSの使い方がちょっとだけわかった気がするので。 その時期、みんな家にいなきゃいけなくて暇だったじゃないですか。SNSを通じて割と認知してくれる人が増えたっていうのは嬉しかったですね。それまでは、やってきてなかったので。

営業で「大きい声出さないでくれ」と言われたことも

――逆にコロナ禍によって活動が制限されてしまった部分もあると思います。 レイラ:今までショッピングモールや夏祭りのステージに立ったりできてたのが、コロナ禍で全部なくなっちゃったんですよね。しかも高校受験の企画(2019年10月~2020年3月に放送された『スッキリ』(日本テレビ系)の受験密着シリーズ)の後で「受験も終わったし、これからやっといろいろできる」ってなってたのに。 57 CRAZY:そうですね、全部白紙になっちゃったので。 レイラ:それがめちゃくちゃ辛かったです。今年から解禁になった感じもあるので、その分頑張りたいとは思うんですけど。 57 CRAZY:いろいろ変わったよね。声出しみたいのをやってたのができなかったりとか。やっぱり営業とかだったら、コールアンドレスポンスみたいなものがあったほうが僕らも見てる方も楽しいじゃないですか。それが一方的になっちゃうので。 何だったら、お客さんが「大きい声出さないでくれ」とかって言われたりして、お笑いなのにちょっと怖いというか。シーンとしちゃって、ネタやる前からスベってるみたいな感じになるのは困りましたよね。
次のページ
成長してウケなくなり、新たな漫才へ
1
2
3
4
フリーランスの編集/ライター。元バンドマン、放送作家くずれ。エンタメ全般が好き。特にお笑い芸人をリスペクトしている。個人サイト「不滅のライティング・ブルース」更新中
記事一覧へ
おすすめ記事
ハッシュタグ