エンタメ

父娘コンビ・完熟フレッシュの“これから”。彼氏ができても「詳しい話はしない」

今の芸能界は「めちゃめちゃクリーン」

完熟フレッシュ――お父さんはよく「芸事だけが苦手」とおっしゃっていますが、自分の子どもを相方に持ったことで「こんな自分の力に気付けた」みたいな部分はありますか? 57 CRAZY:もちろん以前のコンビも仲良かったんですけど、やっぱり相方がクローズアップされるとちょっと嫉妬心とかがあったんですよね。それが娘とやるようになってからはそういうのが一切なくなりました。 むしろ、娘をしっかり見てもらえるんだったら、こっちはもうぜんぜんダメでもいいのかなみたいな。だから、気は楽になりましたよね。「頑張ってしゃべってウケなきゃいけない」みたいなプレッシャーはちょっとなくなったというか。ただ、逆に肩の力が抜け過ぎてちょっとサボっちゃうんですけど(笑)。 レイラ:父が前のコンビやってたときは、お笑い界が今よりブラックというか(笑)。世間の人が思ってる今の芸能界ってめちゃめちゃクリーンで、たぶん普通のお仕事よりクリーンってイメージだと思うんですよ。 57 CRAZY:クリーンだしマジメだよね。 レイラ:世間の人がブラックのイメージのときに、父は一番ガッツリお笑いやってたので。やっぱ今の業界じゃ考えられないことがいっぱいあったんだろうなって。私はわかんないけど(苦笑)。

パーソナルジムでの社会人経験は「大きかった」

57 CRAZY:ありましたね。僕は師匠(お笑いコンビ・ブッチャーブラザーズ)に弟子入りしたので、けっこう厳しかったです(苦笑)。 レイラ:それに比べたら、そりゃ肩の力抜けまくるよねっていう(笑)。 57 CRAZY:でも、その後働いたのも大きかったかな。社会をちゃんと見れたっていうのが。その5年間ぐらいで時代の流れもすごく変わってきてたので。 ちょうどパーソナルジムの会社が2年目に入る前に僕が入社したから、「どうやっていけば会社が大きくなるか」みたいなのを見られた時期だったんですよ。だからお笑いを再開するにあたって、そういうのもかなりプラスになりました。 お笑いの世界しか知らなかったから、世間知らずだったんですよね。上の人が言うことは絶対ですし、「しょうがないか」って思ってたところもありましたからね。
次のページ
軸がブレなければ、何やってもいい
1
2
3
4
5
フリーランスの編集/ライター。元バンドマン、放送作家くずれ。エンタメ全般が好き。特にお笑い芸人をリスペクトしている。個人サイト「不滅のライティング・ブルース」更新中
記事一覧へ
おすすめ記事
ハッシュタグ