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家庭が崩壊する「7つのシグナル」に要注意。女性が当事者になりやすい“ダブルケア”が序章になることも

晩婚化で介護と子育てが直撃

[老親が危ない]診断

※画像はイメージです

実は近年、晩婚化の加速で子育て開始年齢が高くなり、介護と子育ての「ダブルケア」は社会問題化している。 「私は、初産が40歳手前だったので、子育てに加えて足腰が弱い母にも目を向ける必要があります。夫は『仕事で忙しい』と言うばかりで些細なことで言い争いが絶えません。夫への愚痴をついつい母に言ってしまうのですが、母は『自分のせいで』と言われていると思ってしまったのか不機嫌に。それからというもの些細なことで怒鳴りだすようになりました。昔は穏やかだったのに……」(44歳・女性)

ダブルケアは家庭崩壊への序章の一つ

ダブルケアは、今後増加する家庭崩壊への序章の一つではないかと高室氏は危惧する。 「この問題で当事者になりやすいのは女性です。『育児と介護のダブルケアの実態に関する調査報告書』(内閣府男女共同参画局)によると、ダブルケアを行う約25万人のうち、女性は約17万人と7割程度。毎日がギリギリの中、夫の気遣いのない一言で感情が爆発してしまうことも。市町村には地域包括支援センターがあるので、相談してほしい」
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親のネトウヨ化が家庭崩壊のシグナルに
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