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家庭が崩壊する「7つのシグナル」に要注意。女性が当事者になりやすい“ダブルケア”が序章になることも

70~80代の年老いた親は常にリスクに晒されている。だが、離れ離れに暮らしていると、そのわずかな異変に気づくことは難しい。病気、犯罪、異性の影……そんな見えない脅威から老親をイチ早く守る術を伝授! 介護のストレスや、親の考え方の変化によって家族間にひずみが生じる例が後を絶たない。家庭崩壊を防ぐ手立てはあるのか。

親の介護を巡って家庭崩壊は珍しくない

[老親が危ない]診断

シグナル:「ダブルケア」をせざるを得ない環境

親の介護を巡って、「家庭崩壊」が起こることも珍しい話ではない。 「82歳の母を1人で介護しています。なのに、近くに住んでいる兄が介護のやり方にダメ出しをしてくるので険悪に。余計な心配をかけてしまっているせいか、最近母のアルコール摂取量が急に増えてきて心配です」(57歳・男性)

本音をさらけ出すのが解決への近道

こういった家族間のトラブルについて、「一度本音で話し合うのがいい」と対処法を述べるのはケアタウン総合研究所の高室成幸氏だ。
[老親が危ない]診断

高室成幸氏

「きょうだい間でコミュニケーションが不足しているのに、さらに『介護』という重荷が乗っかってくると、関係性はあっという間に悪化していきます。この場合は兄からの“マウンティング”にも腹を立てている。介護を引き受けている時点で誇るべきこと。膝を突き合わせ本音をさらけ出すのが解決への近道」
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ダブルケアは家庭崩壊への序章
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