更新日:2023年09月11日 17:45
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先進国の中で圧倒的に短い日本の「平均睡眠時間」…一級建築士が警告する“短睡眠リスク”

ポイント3:エアコンと合わせて重要な湿度調整をしよう

 夏は冷たい冷気が体にまとわりついて気持ち悪く感じ、冬は乾いた冷たい空気が体にあたり体調を崩すからと主張する“エアコン嫌い”の人がいます。その原因はエアコンの空気そのものというよりも、「部屋の湿度」が影響しています。  人にとって快適な湿度は大体40~60%です。ただ、夏は70%以上、冬は40%以下になることもあり、その状態でエアコンを使うから、“エアコン嫌い”になってしまうのです。エアコンを使うときは、夏は除湿機能、冬は加湿機能を使い、湿度を40~60%に保つことで快適な環境が実現できます。

ポイント4:朝起きても疲れが残らない寝具にする

 まくらやふとんといった寝具に関してこだわりを持っていますか? 若いころはどんなところで寝ても疲れが取れたという人でも、40代以上になると朝起きると体が痛く、疲れがほとんど取れていないという状況に陥る可能性があります。  私が関わってきたクライアントの中でもお金を持っている人ほど、寝具関係にこだわりを持っていました。「睡眠のクオリティで仕事のクオリティも全然変わる」と口をそろえて言うぐらい貪欲です。寝具関係を一新させて睡眠のクオリティに投資してみるのも悪くないはずです。
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電磁波の影響を受けにくい環境を作る
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1970年、神戸市生まれ。一級建築士、株式会社G proportion アーキテクツ代表取締役。「地球と人にやさしい建築を世界に」をテーマに、デザイン性、機能性、省エネ性や空間が人に与える心理的影響をまとめた空間心理学を組み込みながら設計活動を行っている。これまで120件の家や幼保園、福祉施設などの設計に携わってきた。クライアントには、上場会社の経営者やベストセラー作家をはじめ「住む人が幸せになる家」のコンセプトに共感する人が集い、全国で家づくりを展開中

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