“家庭を持ちたくない”男性が見た父の背中…「借金1000万円を抱えて姿を消した」
―[家族に蝕まれる!]―
「毒親育ちの自覚はないんですけどね」
開口一番、男性はそう言った。会社員として勤務する30代の鈴木氏だ。現在は母親と二人暮らしをしている。
「小学生時代から、私と兄が寝たころを見計らって両親の夫婦喧嘩が始まりました。寝たふりをしても、母親の怒鳴り声とか泣き声が聞こえて気になってしまうんですよね。私が中学校2年生くらいのころにはもう、父親は月に1〜2回程度しか自宅に帰ってきませんでした。父親の不在が我が家の平常でしたね」
消費者金融からの督促電話で母がノイローゼに
無言で20分くらいドアを叩かれた…
ライター、エッセイスト。可視化されにくいマイノリティに寄り添い、活字化することをライフワークとする。『潮』『サンデー毎日』『週刊金曜日』などでも執筆中。Twitter:@kuroshimaaki
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