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実力派コンビ、囲碁将棋。やたらと「後輩芸人たちから慕われている理由」を考える

大御所の先輩と交流するきっかけにも

囲碁将棋――実際に、セカンド後の反響はいかがですか? 文田:プライベートの友達がちらほらLINEくれたかな。でも、めちゃくちゃ反響があったかと言われると、年齢も年齢なので、僕の何かで一喜一憂してくれるようないい友人もいなかったのかも……。 根建:芸人のほうが見てくれていて、よかったって言ってくれるのがうれしいですね。 文田:大宮セブンのメンバーは家族のように喜んでくれています。他の劇場で会う芸人の「おめでとう」とは比較にならないくらい「やりましたね!」「これから売れますね!」って。 根建:先日も関西の仕事でよしもと漫才劇場に行ったら、ヒューマン中村さんが駆け寄ってきてくれて「めっちゃよかったよ」と言ってくれました。これまで挨拶くらいしかしたことがなかったような芸人の先輩たちから声を掛けてくださることが増えました。 文田:セカンドが終わった後に、メッセンジャーの黒田(有)さんやほんこんさんがご自身のYouTubeで「囲碁将棋がめちゃくちゃよかった」と褒めてくださっていて、意外にみんな見てくれていたんだなって。NGKなどに行っても、皆さん声を掛けてくれます。 根建:先輩たちがネタを見てくれたのも、出てよかったと思ったことのひとつですね。セカンドがきっかけで、僕はテンダラーの浜本(広晃)さんと仲良くなりました。飯も連れて行ってもらいましたし、浜本さんYouTubeにも出してもらったので、関西の大御所の先輩と交流するきっかけにはなりましたね。

うれしかった「ダウンタウンとの共演」

――囲碁将棋さんは基本的に東京、大宮、幕張など東京が主戦場だと思うのですが、関西に行くことなども増えました? 文田:セカンド前くらいから少しづつ関西の劇場に出演する機会は増えていて、セカンド後もペースは変わらないかもしれないです。「忙しくなりました?」とよく聞かれるのですが、スケジュール的には前から結構忙しくて、これまで舞台が入っていたところに、メディアなど今までなかった仕事が入ってきたかなって感じです。同じくらいの稼働量ではあるんですけど、派手な仕事が増えた気はします。 ――その“派手な仕事”というのは……? 文田:『ダウンタウンDX』ですね。これまで一度もダウンタウンさんと仕事をしたことがなかったので、めちゃくちゃうれしかったですね。
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「後輩芸人たちから慕われている」理由は?
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1982年、札幌市生まれ。中央大学卒業後から10年間、光文社『女性自身』記者として芸能人や美容・健康分野の取材を担当。2016年独立後、雑誌の取材に加え、写真集や書籍の構成・編集なども担当
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