この資金がもう一つの挑戦であるFXに役立った。 「発明家としての収入のおかげで取引量を増やせるようになったんです。私の手法はスキャルピングと呼ばれる超短期の取引。直近高値・安値などの節目を抜けると値が伸びる傾向を利用して、最高値を抜けたら買い、最安値を抜けたら売る。 トレードするのは最もスプレッド（売値と買値の差）が小さい、米ドル／円。節目を抜けて動きだす前の値動きが小さく、長く続くほど相場のエネルギーが溜まるので、時には数分で10銭以上抜けることもある。その小さな利益を積み重ねて、昨年は2300万円稼ぎました」 　現在はトレードの生配信も行っている原田氏。朝9時55分の仲値（金融機関が外貨を取引する際の基準レート）決めに合わせたトレード配信には1000人以上の視聴者が集まるという。 「株で3億円溶かしたあとも、明るい未来が待っている！と信じてバイト代をトレードにつぎ込んでいったら、ピークで資産4000万円まで回復できた。億り人復帰できる日も近いでしょう！」 　ポジティブシンキングこそ、人生逆転の秘訣かもしれない!? ●ロジット原田氏……発明家。’05年に始めた株で3億円を稼ぐも全損。バイト・借金生活を経てFXで昨年の利益は2300万円に。毎日トレード配信中 取材・文／週刊SPA！編集部　図版／ミューズグラフィック