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サッカー日本代表は本当に強くなっているのか?「5年前の代表」と戦績を比較して分かったこと

数値は変わらないように見えるが、対戦相手が違う

 ここまでの数値を見ると、日本代表は5年前から大きく成長していないように感じる。しかし、相手が違う。対戦当時のFIFAランキングは以下のとおりとなっている。 【対戦相手:FIFAランキング】 コスタリカ:32位 パナマ:70位 ウルグアイ:5位 ベネズエラ:29位 キルギス:90位  続いて、今年に対戦した相手のFIFAランキングは以下のとおりなっている。 【対戦相手:FIFAランキング】 ウルグアイ:16位 コロンビア:17位 エルサルバドル:75位 ペルー:21位 ドイツ:15位 トルコ:41位 カナダ:44位 チュニジア:29位  5年前と比較すると、今年に対戦した相手のほうがFIFAランキングの高いチームが多いことがわかる。ちなみに、日本代表は5年前の親善試合の結果で55位から50位になっており、今年は20位から19位になっている。FIFAランキングの正確性には個人的に問題を感じているがひとつの指針にはなっており、日本代表は5年前よりは明らかに強いチームと対戦しているということはいえる。
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「ドイツとスペインに勝った」影響は大きい
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スポーツライター。日本最大級だったサッカーの有料メディアを有するIT企業で、コンテンツ制作を行いスポーツ業界と関わり始める。そのなかで有名海外クラブとのビジネス立ち上げなどに関わる。その後サッカー専門誌「ストライカーDX」編集部を経て、独立。現在はサッカーを中心にスポーツコンテンツ制作に携わる
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