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“コミュ障”だから成功できた?中卒1億円大家さんが「友達がいない学生時代でよかった」と思う理由

不動産投資に必要な“コミュ力”とは?

ただ、不動産投資を始めた頃はコミュニケーション能力の低さが脚を引っ張ってしまいました。たとえば、株の売買だとオンラインですべての取引を行えますよね。ですが、不動産投資となると不動産屋さんや住人の方など、どうしても生身の人間とのやりとりが必要になります。 子供の頃は友達がいませんでしたし、社会に出てからも工場勤務なのでそこまで多く喋ることもなかったため、不動産投資をやろうと動き出して初めて、自分はコミュニケーションが人一倍苦手なんだと気づかされました。不動産屋さん回りでお店に入っても一言も口にせず相手にもされなかった日が続きました。 ただ、ここでちょっと考えてみると、僕は不動産屋さんに行った時に「いい物件ないですか?」「紹介してください」など一方的な要求ばかりしていました。いきなりどこの馬の骨ともわからない若造が来てそんなことを言っても、相手からしたら信用ならないのは当然です。 いまさらですが、まず信用してもらうのが先決で、笑顔で不動産屋さんと仲良くなってから伝えるべきだったと思いました。

“要求”から“お願い”に変えて

そこで、一方的に“要求”するのではなく、“お願い”をするスタンスに変えてみたのです。例えば、ダメだった交渉のときは、「150万円下げてください」「屋根が悪いので直してください」という要求をしていました。これを「150万円に下げるのは難しいですかね?」「屋根が悪いけど自分で補修するので70万円下げることはできそうですか?」と、あくまでお願いするという話し方へと改善したのです。 こんな些細なことだけで、一方的だった会話が不動産屋さんとの“キャッチボール”になって続くようになりました。そして、それだけでも自分が大家としてやっていける自信に繋がっていったのです。 正直、僕のような状況はレアケースだと思います。その証拠に、僕が現在開いている講座の生徒さんは普通の会社員の方が大半ですし、普通のコミュニケーションができれば問題ありません。裏を返せば、「ありがとうございます」が言えなかった僕でもできたんだから、不動産投資で稼げるチャンスは誰にでもあるはずです。
福岡県北九州を中心に築古戸建てやアパートを所有する不動産投資家。中卒で食品加工工場で働いていたが、20代で不動産投資を開始。有望な築古物件を見定め、最低限のDIYによって低コストで高利回りの物件へと変貌させて現在は総資産1億円超、年間不動産収入約4600万円を稼いでいる。公式LINE「DIYみわ塾
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