お金

“コミュ障”だから成功できた?中卒1億円大家さんが「友達がいない学生時代でよかった」と思う理由

家計を助けるために15歳から食品加工工場で働くも、100万円から始めた不動産投資によって今では総資産が1億円を超える、みわ氏。格差や学歴や職歴の壁に阻まれても人生を好転できた秘訣は何なのか?「100万円から始められるボロ物件投資」の秘訣を伝授する。

不動産投資家のみわ氏

学生時代の自分が“コミュ障”でよかった?

僕が不動産投資で生計を立てられるようになった理由の一つに、ひどい環境から抜け出したいという気持ちがあったと思います。 これまでもお話ししてきたように、実家が火事で燃えてしまい、引っ越した先は超ボロアパート。その家には借金取りが両親を催促しに来るし、その両親も後に離婚してしまいます。我ながらなかなかの環境です。 僕が育った北九州市は治安がいいとは言えず、ヤンチャな人も多い街。そんな街で、なおかつ環境の悪い家庭で育つと非行に走る人も多いです。実際に昔の同級生がグレてしまった姿を何人も見てきました。

中卒で勤めた工場の居心地のよさ

しかし、不思議と僕はグレることはありませんでした。その理由を考えると、学生時代に友達がいなかったからなのかもと思います(悲しいですが)。周りに悪い人はもちろん、話す友達さえいなければ「あの先輩、ちょっと悪いけどカッコいい!」と憧れるきっかけもありませんからね。 それに小学校や中学校時代は、母親の夕刊の新聞配達を手伝っていたことをからかわれたり、貧乏暮らしの後ろめたさもあって、できるだけ関わりを持たないようにしていました。そんな風に周りと馴染めない学生時代を過ごしていたこともあって、中学卒業後にウナギ加工工場に就職したときは結構前向きな気持ちになったのを覚えています。 家が貧乏だからといってからかわれることもないし、なにより働けばお金が手に入る。それまで暮らしてきた環境よりも明らかにいい環境にステップアップすることができました。 もしヤンチャな先輩とつるんでいたら就職することもなかったでしょうし、十数年後に不動産投資を始めることもなかったはず。いわゆる”コミュ障”だったことが功を奏したのかもしれません。
次のページ
不動産投資に必要な“コミュ力”とは?
1
2
福岡県北九州を中心に築古戸建てやアパートを所有する不動産投資家。中卒で食品加工工場で働いていたが、20代で不動産投資を開始。有望な築古物件を見定め、最低限のDIYによって低コストで高利回りの物件へと変貌させて現在は総資産1億円超、年間不動産収入約4600万円を稼いでいる。公式LINE「DIYみわ塾

記事一覧へ
おすすめ記事