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「話聞かない・仕事しない・責任取らない」職場に“老害社員”が増加中?50代以上の社員が慕われない理由とは

口だけ出す年配幹部のせいで…

進む[超老害社会]業績が低迷する多くの日本企業にとって、組織改革は急務と言えるが、年功序列で役職にしがみつく老害幹部は会社の成長を妨げてしまう。 「業界的に組織改革やDXは急務なのに、口だけ出す年配幹部のせいでスピード感が出ない。1年間、会議を繰り返してまとめたプロジェクトをちゃぶ台返しされたときは、本当に転職を考えましたね。先日『ウチの若手社員の退職率はなぜ高いのか』を聞かれたとき、『お前らのせいだよ』って言ってやればよかったです」(建設業・40代男性) 若者の人材流出など組織崩壊を招きかねない老害を放置しているとは、まだまだ余裕のある企業である。

定年後に父が陰謀論者に。小学校には70代から苦情

一方、深刻なのが家庭内老害だ。日常生活に直結しているため、精神的な逃げ場が少なく、ストレスも半端ない。 「義父が65歳定年を迎え、家にいるようになってから豹変。口悪く義母を罵り、無駄な買い物が増えた。『もっと節約したほうがいいんじゃない?』と優しくアドバイスしてもまったく話を聞いてくれません。最近は陰謀論にも傾倒し、ヘイト動画を孫に見せるので、勘弁してほしい」(40代女性) 親の老害化に頭を悩ませている人で、多いトラブルが介護と相続。親の頑固さに絶望し、関係を断つ人もいる。だが、老害両親から離れたとしても、今や老害の生息域に境界はない。
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『○○○○!』と学校にクレームも…
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