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「話聞かない・仕事しない・責任取らない」職場に“老害社員”が増加中?50代以上の社員が慕われない理由とは

老害パターン分析

●うるさ系 高圧的な態度を取ったり、何にでも首を突っ込む傾向あり。自分では指導やアドバイスのつもりだが、若者からは聞く価値のない説教と捉えられがち。年功序列社会の恩恵を受け、ある程度の役職を与えられてきたがゆえに、プライドが高く、一定の権力を有するので、「さすがです!」とおだてて気持ちよくさせて話を切り上げるのが吉 ●セクハラ系 ダジャレを絡ませて大声で下ネタを繰り出す程度はご愛嬌。レベルが上がると、平気で「マ◯コ」を連発することも。さらに悪化すると、社内の女性の肩や腰に手を回し……最終的にはセクハラ被害を訴えられて“飛ばされる”老害が多数。対策としては、とにかく近寄らないことに尽きる ●武勇伝系 虚構の自分をつくり上げて陶酔しているのか、「暴走族のダチがいた」「気に入らない上司をぶん殴ったことがある」「大麻を吸ったことがある」「昨日はヤクザの知り合いと飲んだ」などと、何も生み出さないワル自慢をする。話が誇張されている可能性は高いが、真偽のほどを確かめる術はなし。実害はないので、適当にヨイショするのがベストか ●うんちく語り系 インテリぶる層。ワイン、日本酒、料理、音楽、映画、落語、大江健三郎、NPO、坂本龍一、大平光代(弁護士)など幅広い分野でうんちくを披露する。高偏差値だが、空気は読めず、いつまでも話を終わらせない。「お詳しいですね」と持ち上げれば角は立たないが、より饒舌になってしまうので、物理的に距離を置くのがベストか ●アベガー系 1970年安保を憧れの目で見ていた左巻きの世代が多いのか、原発や太陽光エネルギーの話も好み、安倍元首相が亡くなって1年以上過ぎているのに今も「安倍はやめろ」「安倍政治は許さない」と言い続けている層。盛り場では、政治と宗教と野球の話はタブーのため、力いっぱい語ると若い世代には老害に映るのは仕方ないと言えよう ●マナー系 マナーや常識にうるさく、「これだから今の若者は」を口癖にするタイプ。正義感に駆られての言動のため、議論すると修復不能なほどこじれる傾向に。コロナ禍には「マスク警察」「他県ナンバー警察」として活動していた人も多い。SNSの炎上騒ぎも大好物で、意見が違うと不意にSNSを通じて長文のメッセージを送りつけてくることも

シルバーモンスター迷言集

・Excelの使い方がわからなくなるたび60代上司の呼び出し ・「オレらが今の日本をつくった」「アベが日本を壊した」 ・男性上司が女性社員に毎晩のように「もう家に着いた?」とLINE…… ・「昔なら殴ってたぞ?」と喧嘩自慢する ・バスで子供をあやしてたら「しつけもできないのか!」 【名古屋大学大学院 川合伸幸教授】 日本認知科学会会長、中部大客員教授などを兼務する認知科学の専門家。『凶暴老人』(小学館)、『ヒトの本性』(講談社)など著書多数 取材・文/週刊SPA!編集部 撮影/福本邦洋 モデル/前田文博 ※10月31日発売の週刊SPA!特集「進む[超老害社会]」より
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表紙の人/ 二階堂ふみ

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