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同棲した彼女の母親が“毒親”だった…転居と転職を強いられた30代男性の後悔

毒親の母から逃げるためキャバ嬢に

「そこで僕は、じっくり話す時間を設けることにしたのです。するとH香は、自身の母親のことを“モンスター”だと表現。いままでは聞いても濁すだけでハッキリ教えてくれなかった母親と自分の関係について話してくれました」  H香さんは、自分が幼い頃に離婚し、女手ひとつで育ててくれた母親を助けるため、高校入学と同時にアルバイトを開始。全額を家に入れるようになった。けれどいつの間にか、母親はホストクラブにドハマリ。お金の無心をするようになる。 「そして、アルコール依存症になった頃から怒鳴ったり暴れたりするようになり、H香にも手をあげるようになっていったそうです。そのためH香は『家を出て、割のいいキャバクラで働いてお金を家に入れたい』と母親を必死に説得。実家を出たそうです」

H香の母親と電話することに

スマホ 電話 キャバクラでもらった日払いのお金を毎日入金することで、自由を手に入れていたH香さん。けれど、キャバクラを辞めてアパレルでの勤務を開始したことで振込が途絶え、母親がH香さんのマンションへ行ってみても空室。そこで、怒りのLINEと電話の嵐となったようだ。 「もし僕がその話を受け入れてくれるなら、H香は電話番号を変え、このまま母とは縁を切って人生をやり直したいと涙ながらに話してくれました。でも僕は『たった2人きりの家族。話せばわかってくれる』と説得。母親の電話に出てしまったのです」  電話に出たのがH香さんではないと察した母親は「まさか、H香の彼氏?」と驚きながらも、普通に対応してくれたとか。H香さんは傍でぷるぷると小刻みに震えていたというが、母に粗暴な一面はなく、むしろ話しやすい印象だった。そのため、会話も弾んだという。
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「娘をダマして妊娠させた」と電話
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ワクワクを求めて全国徘徊中。幽霊と宇宙人の存在に怯えながらも、都市伝説には興味津々。さまざまな分野を取材したいと考え、常にネタを探し続けるフリーライター。Twitter:@natukawanatumi5
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