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新品で200万円だった「金のApple Watch」。中古価格20万円台の“今が買い時”なのか

相場を見ると買っても良いといえる

 Apple Watch Editionは、デビューから3年ぐらいの間、相場が不安定な状況でしたが、2019年から4年間相場が安定した状態となっています。  それゆえ、今Apple Watch Editionを25万円程度で買ったとしても「買った値段と同額」で売れる可能性があるといえます。また、万が一相場が下がったとしても、損する額は、2015年に買った場合と比較にならないほど低いでしょう。  つまり、私の考えとしては、2017年頃までの相場で買うのは「なし」だけど、2018年以降の相場で買うのは「あり」という結論であるわけです。  さらに、Apple Watch Edition は長いアップルの製品史からみてもかなり異端な作品。K18素材のものをAppleが売るということ自体が珍しく、特許まで取っているというのがツボであります。  そういった意味でApple Watch Edition は、Appleファン目線という観点では、かなり重要な製品だといえるため、コレクション需要はそれなりにあるといえます。  200万円という定価から、一時8万円という売値まで下がったApple Watch Edition 。その後20万円台前半といった相場に落ち着き今に至るわけですが、私の感覚からすると、今の相場では「買い」だと思うのです。  スマートウォッチというガジェット目線では、完全に「旬を終えた」といえるApple Watch Editionですが、歴史的価値としては今後「旬」を迎えるかもしれない。この矛盾のようにも見える結論が、個人的にはとても面白いと感じています。
1986年生まれ。日本初の腕時計投資家として、「腕時計投資新聞」で執筆。母方の祖父はチャコット創業者、父は医者という裕福な家庭に生まれるが幼少期に両親が離婚。中学1年生の頃より、企業のホームページ作成業務を個人で請負い収入を得る。それを元手に高級腕時計を購入。その頃、買った値段より高く売る腕時計投資を考案し、時計の売買で資金を増やしていく。高校卒業後は就職、5年間の社会人経験を経てから筑波大学情報学群情報メディア創成学類に入学。お金を使わず贅沢する「ドケチ快適」のプロ。腕時計は買った値段より高く売却、ロールスロイスは実質10万円で購入。著書に『腕時計投資のすすめ』(イカロス出版)と『もう新品は買うな!』がある

もう新品は買うな!もう新品は買うな!

もう大量消費、大量生産で無駄遣いをするのはやめよう

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