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アンジャッシュ児嶋が提唱「負けない麻雀」

 今、人気お笑い芸人・アンジャッシュ児嶋一哉さんが運営する『負けない麻雀サイトこじまーじゃん』が、ちまたの麻雀好きのあいだで話題を呼んでいるという。そこで、麻雀歴25年で2003年には麻雀プロの資格を取得したという児嶋さんから、麻雀の魅力を伝授していただこうと直撃インタビューを敢行。はたして麻雀には全然関心を示さない、「麻雀童貞」の僕、山田ゴメスの食指はピクリとでも動くのか?

――まず、麻雀の魅力をド素人の僕にでもわかるように教えてください。

アンジャッシュ,児嶋一哉

麻雀パイをいじりながら語る児嶋さん。撮影/山田ゴメス

児嶋: とにかくコミニュケーションツールとして最高なんですよ。麻雀は競馬やパチンコと違って対人のゲームですから、その相手の人たちとすぐに仲良くなれます。先輩と気軽に話せたり、友達が増えたり、そのあと飲みに行ったり……。この社交性のカケラもない僕が、麻雀のおかげで何度助けられたことか。

――そこから合コンに発展したりすることもある!?

児嶋: それは本人の努力次第ですね(笑)。たしかに、最近は女性雀士も増えてきて、美人麻雀プロも多かったりします。ただ、彼女たちは本物の麻雀好きなので、打ってる最中から下心見え見えだと、相手にもされないかもしれませんね。

――そおなんですか……(あきらかに落胆の色を隠せない)。

児嶋: いきなりそこまで落ち込まないでくださいよ! さらに、麻雀の面白い点は、運にかなり左右されるゲームなので、時には、ずぶの素人がプロ級の打ち手にも勝てちゃうところです。

――それはちょっとイイですね。

児嶋: たとえばボルトに100m走で勝負しても絶対に勝てないじゃないですか。だけど麻雀だとそれが起こりえる。将棋おぼえたての学生が羽生名人に勝ったり、草野球のへなちょこピッチャーがイチローを三振にとったり……。そんなレベルのことが本当にあり得ますからね~。もちろん僕も何度もやられてますよ。「なんでお前なんかに負けなきゃいけねぇんだ!」って(笑)。でも、そこが最高なんです。

――麻雀のルールをド素人の僕にでもわかるよう説明してください。

児嶋: ドンジャラならわかりますよね? あれのスペシャル版です。4人が一斉にアガリに向かって手を作り、その難易度によってもらえる点数が上下します。難しい手なら、スピードは劣るけど、点数が高い。簡単な手なら、すぐにアガれるけど、点数が低い。コツコツ地道に稼ぐか、それとも一発逆転の大物役を虎視眈々と狙うのか……。そこにその人の性格がモロ見えてきます。こんなにも人間性が出て、まるで人生の縮図みたいにドラマチックなゲームは他にないですよ。基本、無趣味な僕がハマったのだから、間違いありません! 覚えたら確実におもしろい。“ゲームの王様”と呼ばれるのも納得ですね。

――なるほど。なんとなくわかったような気がしないでもないです。ところで、“麻雀に強い人”というのは、具体的にどういうタイプの人間なのでしょうか?

児嶋: 僕が強いと思うタイプは“自分のやり方を曲げない人 ”です。さっき「麻雀は運が左右するところが大きい」と言いましたが、これは不確定な要素が多すぎるからなんです。ツモってくる牌は全部伏せられていますし、相手がなにをやってるかなんて、ある程度推測はできてもほとんどわかりません。だからプレイ中には、どうしても“拠り所”が必要となってくるわけです。「こういう状況になったらこうしよう」とか「この牌を切るからには絶対にオリないぞ!」とか……。いわゆる“自分ルール”ってヤツ。これを常に貫ける人は強い。チャンスでも平常心、ピンチでも平常心みたいな。

――児嶋さんが提唱する「負けない麻雀」の意味について、もう少し詳しく教えてください。「勝つ麻雀」とは、違ったりするのですか?

児嶋: 「負けない麻雀」というのは、つまり初心者向けの打ち方なんですよ。最初はどうしても負けがこんでしまうので。そこで無理くり勝ちにいって大振りにならないように、と。負けないために大事なのは、やっぱり守備を身につけることです。野球やボクシングなどと一緒。守備がしっかりしてると成績も安定するでしょ? 具体的な例をひとつあげるとしたら、最初に「オリる」ことをおぼえることかな。麻雀は4人でやるゲームです。つまり自分の他に3人もの人間が同時に「アガりてぇ~!」と思ってる。単純に平均したってアガれるのは4回に1回です。流局も入れたら5回に1回。だから、その攻めどきを見極めるのがポイントなんです。たとえ1回アガっても、残り3回で振り込んでいたら意味がないですから。じつは(このサイトを立ち上げるとき)「負けない麻雀」だと、ちょっと地味かなぁとも思ったんですけど……。アベレージヒッターの僕のスタイルには合ってると思ったので、そうしました。

――すなわち『こじまーじゃん』は、むしろ僕みたいなド素人が見るのにも向いているってことですか?

児嶋: そうなんです! あくまでファン目線の素人感覚!! なので、麻雀サイトというよりは、アンジャッシュ児嶋が経営する麻雀ファンサイトみたいな感じ。今でも麻雀って、マイナスなイメージを浮かべる人が多いじゃないですか。「難しい・こわい・暗い・たばこ臭い・ギャンブル・不健康……」みたいな。でも、「そんなことないんだよ」「ただの遊びだよ」、そう感じていただけるようなサイト作りを目指しています。あと、他のサイトと違う点は、ミーハーなところ。普通は戦術とか精神論とか打ち方の美学とか取り上げたりするのですが、こじまーじゃんでは“麻雀を語る”ということをあんまりしません。そもそも僕が麻雀を真剣に語っても寒いだけですもん(笑)。せっかく超有名プロと対談してるのに、「好きな男性のタイプは?」とか普通に聞いちゃってますし(笑)。「最近麻雀おぼえました~!」レベルの人たちと、プロ対談やネット麻雀を通して一緒に麻雀を楽しめたらなぁ、と思ってます。

――麻雀をおぼえることによって、人生で「絶対得すること間違いなし!」ということはありますか?

児嶋: 自分がどういうタイプの人間かイヤというほどわかります。いいですか? イヤというほどですよ。何度も言うように、無茶苦茶人間の内面が出ますから! そして、プレーヤー人口1000万人ともいわれている最高のコミュニケーションツールが手に入る。この2点に尽きますね。

――では、最後に一言お願いします。

児嶋: こじまーじゃんが麻雀を変える! みんなでもっと麻雀を楽しみましょう!!

――ウソじゃなく、なんとなく始めてみようかな、って気分になってきました。ちなみに、「麻雀好きの女性は性に対しても貪欲」的な要素はないんですか?

児嶋: そこは実際におぼえてからリサーチしてみてください。 <取材・文/山田ゴメス>

撮影/山田ゴメス


【アンジャッシュ・児嶋一哉】
`72年7月16 日生まれ。血液型A型。主にフリーで腕を磨き、`03年麻雀プロの資格を取得。その腕は芸能界屈指の強さと評判に。好きな役は“タンピン三色”。ラッキー牌は“リャンピン”。麻雀のスタイルは“冒険しない”こと。カッコ悪くても負けない庶民派雀士。『アンジャッシュ児嶋の負けない麻雀サイトこじまーじゃん』では今後、児嶋さん自身がネット麻雀に挑戦し、閲覧コメントにリアルタイムで本人がリアクションする「こじ生中継」のコーナーを盛り上げていく予定。

【山田ゴメス】
1962年大阪府生まれ。マルチライター。エロからファッション、音楽&美術評論まで幅広く精通。西紋啓詞名義でイラストレーターとしても活躍。日刊SPA!ではブログ「50にして未だ不惑に到らず!」(http://nikkan-spa.jp/gomesu)も配信中。現在「解決!ナイナイアンサー」(日本テレビ系列)(http://www.ntv.co.jp/99answer/)に“クセ者相談員”として出演。『クレヨンしんちゃん たのしいお仕事図鑑』(双葉社)も好評発売中!

1962年大阪府生まれ。マルチライター。エロからファッション、音楽&美術評論まで幅広く精通。西紋啓詞名義でイラストレーターとしても活躍。著書『クレヨンしんちゃん たのしいお仕事図鑑』(双葉社)、ツイッターアカウント@gomes12081
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