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「ねぇ、今から持ってきて?」居るはずなのに“再配達を連発”する女性の身勝手すぎた言い訳

居留守とその理由が明らかに

 毎度のごとく、その日もMさん宅への配達があった小林さん。しかし、案の定不在だったので、いつものように不在票を投函して車に戻ったといいます。 「しょうがなく荷物を持ち帰って車に戻りました。すると、運転席の窓を“コンコン”とたたく音がしたので振り向くと中年の男性が立っていたんです。その男性は『ウチに何か配達でした?』と言ってきたので、Mさんが不在だった旨を伝えると、少し驚いた男性は玄関まで一緒に荷物を運んでくれました」  男性はMさんの夫で、荷物の宛先がMさん宛であることを確認したあと、リビングに向かって大きな声で「この荷物ママの?」と少し声を荒げて確認したそうです。 「びっくりというか、やっぱりというか、居留守は決定的でした。詳しくはわかりませんが、どうやら旦那さんに内緒でオンラインショッピングを楽しんでいたそうです

待っていたまさかのサプライズ

荷物 居留守がバレてからMさん宅への配達はピタリと止んだそうですが、1か月後久々に配達へ向かった小林さん。1度のピンポンで応答があったといいます。 「なんか拍子抜けしました。以前は居留守の連続でしたからね……。そのまま玄関で荷物を持って待っていると、Mさんと旦那さんが一緒に現れたので、受領印をもらって帰ろうとしたら『少し待ってください』と呼び止められたんです」  Mさん夫婦は、今受け取った段ボール箱を開け、その中に入っていた品物を小林さんにプレゼントしたといいます。小林さんが久々に運んだ荷物は、自分へのプレゼントだったのです。 「箱から出てきたのは、ラッピングされた高級なレインコートでした。今まで迷惑をかけたお礼だそうです。Mさんいわく、内緒で美容器具を買い漁っていたらしく、バレるのが恐くて、リモートワーク中の旦那さんがたまに外出する時に合わせて無理な再配達依頼をしていたそうです」  それ以降、Mさん宅への配達頻度は減りましたが、不在はなくなったそうです。 <TEXT/ベルクちゃん>
愛犬ベルクちゃんと暮らすアラサー派遣社員兼業ライターです。趣味は絵を描くことと、愛犬と行く温泉旅行。将来の夢はペットホテル経営
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