お金

ケンタッキーは“高い”「クリスマス以外は買わない」という時代も…一時の不調からV字回復するまで

今後は居酒屋業態の展開も

さて、今後の戦略については「KFCをエブリデイブランドへ」を標榜しつつ、従来通り日常利用を促進するようです。具体的にはお得なセットメニューや伸び続けているバーガー類の充実化などがあげられています。 また、既に行っている改装や新規出店を続けるとしています。その他にもグループ事業としてタイにおけるKFC事業の強化や、国内での居酒屋業態の展開を進める方針です。 成長が止まった企業が再拡大を果たすのは難しいことです。それでも、KFCは日常利用という弱かった部分を強化することで停滞を抜け出し、業績を伸ばすことに成功しました。同社の成功例から学べる点は多いかもしれません。 <TEXT/山口伸>
経済・テクノロジー・不動産分野のライター。企業分析や都市開発の記事を執筆する。取得した資格は簿記、ファイナンシャルプランナー。趣味は経済関係の本や決算書を読むこと。 Twitter:@shin_yamaguchi_
1
2
3
おすすめ記事