エンタメ

元セクシー女優が「売掛問題に悩む女優の裏事情」を暴露。ホストが“女優を狙う”納得の理由

セクシー女優に売掛をさせるホスト、その理由は……

たかなし亜妖さん 売掛金の回収に失敗すれば困るのはホストなので、相当なお馬鹿さんでない限り、誰でも彼でも簡単に売掛をさせないのが最近の風潮である。支払いを飛ばれないようにお店側も入念な身元確認を行うのだが、残念なことに身分証偽造パターンも多く、抜け道を探すのがやたらとうまいオンナもいる。さらに夜のお店は簡単にやめられるので、いくら担当ホストが指名客の勤務先を押さえたところで、返済をバックレられない保証はないのだ。  その点、セクシー女優は芸名が世に出回り、バックにプロダクションもついており……ということで、売掛を飛べばそんじょそこらのノラ猫系女子より足がつきやすい。女優としてきちんと活動している人であれば、SNSに晒されて評判ガタ落ちは避けたいところだろう。ホストクラブとしてもリスクを背負う分、相手の“弱い部分”を突かねばならないため「名前の通った女優に限り高額の売掛をさせる」なんてホストもいるそうだ。  セクシー女優だからといって絶対に飛ばない保証はないが、ノラ猫より遥かにましだし、何よりも稼ぎ出してくれる金額は高い。高収入と返済能力はイコールとなるのだから、彼らも“少しは”安心して売掛をさせられるのだろう。

ホスト通いの女優は常に売掛の危険と隣り合わせ

 たとえ予算を立てていても、いとも簡単に計画が崩れるのが飲み屋という甘美な世界。お酒が判断能力を低下させるだけではなく、元から金銭感覚が緩んでいると「ま、いいか」と大雑把な考えを持ちやすいので、気づけば会計が10万、20万……と跳ね上がる。これが夜遊びの怖い部分なのだ。  いつ頭のネジが飛ぶか分からないからこそ、ホスト通いの女優は常に売掛の危険と隣り合わせ。本来、お金というのは「持っている前提」で使うものなのだが……。刺激と誘惑が溢れる中で節制しながら通い続けるのは至難の業。それに“繁華街特有の妖しさ”を楽しみ、生きがいにする層も一定数いるのが現実である。  売掛問題はセクシー女優だけに限ったことではないけれど、高収入な職業に就く以上はこの制度に踊らされる可能性が高いと言えようか。
次のページ
売掛制度を廃止しても「新たなリスクが忍び寄る」
1
2
3
4
元セクシー女優のフリーライター。2016年に女優デビュー後、2018年半ばに引退。ソーシャルゲームのシナリオライターを経て、フリーランスへと独立。WEBコラムから作品レビュー、同人作品やセクシービデオの脚本などあらゆる方面で活躍中。
Twitter:@takanashiaaya

記事一覧へ
おすすめ記事