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元セクシー女優が「売掛問題に悩む女優の裏事情」を暴露。ホストが“女優を狙う”納得の理由

売掛制度に関する筆者自身の考え

たかなし亜妖 売掛制度は必ずしも「悪」と言い難いが、「善」でもない。廃止すれば全てがクリーンに! なんてのはまず有り得ないので、取材をしながらも複雑な気持ちに襲われた。遊びに行ってタガが外れる気持ちも分からなくはないし、働き手の事情も考慮すると売掛の完全撤廃は難しいと思う。  結局のところ、問題に悩む人を減らすには、「お金を遣う本人が節度を持って遊び、指名を受けるホストも客のキャパを大幅に超えさせないような営業をする」ということくらいしか対策がない。  でもこれは完全なる綺麗事であり、「みんなが最初から節制できるなら、今ごろ売掛が世間の話題にのぼることはなかっただろうよ」という話だ。  筆者個人の考えとしては、制度をなくせばいいとは思わない。はなからグレーゾーンな夜職を規制すればまた別の方法が誕生して、外れたルートがよっぽど恐ろしい事態を招く可能性が高いからだ。  ずっと昔から導入されている制度なのだからなくさずに、客もキャストも上手に利用して売掛と共存し続けるのが最もいいだろう。下手に消したり、余計なルールを追加することで「おびき寄せる新たなリスクに気づくべきだ」と私は思うのであった。 文/たかなし亜妖
元セクシー女優のフリーライター。2016年に女優デビュー後、2018年半ばに引退。ソーシャルゲームのシナリオライターを経て、フリーランスへと独立。WEBコラムから作品レビュー、同人作品やセクシービデオの脚本などあらゆる方面で活躍中。
Twitter:@takanashiaaya
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