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“日本人ならではの親切心”が要因にも…被災者の親族を装う「デマ投稿」が拡散されてしまう理由

デマ投稿の拡散を防ぐためには…

このようなデマ投稿の拡散を防ぐためユーザーが取り得る自衛手段としては、例えば以下のような投稿に注意を払う必要があります。 ・“拡散希望”と書かれた投稿 ・判断を急がせ、冷静に考える時間的余裕を与えない投稿 ・情報の出所、出典がわからない投稿 ・新規アカウントや、他の投稿がほとんどないアカウントからの投稿 ・不安や恐怖心、対立や分断を煽る感情的な投稿 様々な情報が飛び交う現代社会において、それらを鵜呑みにしてすぐに信じてしまうのではなく、どんな情報でもまず一歩引いて冷静に判断すること、そして少しでも違和感を感じたら関わらず反応しないことが肝要です。 今後も新手のデマや狡猾な詐欺投稿が次々出現すると思われますが、それらに騙される可能性を少しでも減らすことができるようなネットリテラシーが求められます。 <TEXT/井ノ口樹(いのくちたつき)>
在京テレビ局関連会社、一般企業広報、人材教育コンサル会社を経てネットコンテンツ管理業務に従事。これまで数多くの問題投稿に向き合ってきた経験とメディアやコンサル業界で培った見識を活かし、ネットリテラシー向上を目的とした講演や評論活動を行う。一般社会人や中高生、教育関係者、芸能関係者等に特化した独自の研修プログラムを提供している。温泉ソムリエ、温泉入浴指導員、アンガーマネジメントファシリテーター、国内A級ライセンス資格を所有。
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