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『月刊住職』は“仏教界の文春砲”。知られざるお坊さんの世界を覗いてみた

護摩祈祷のアレンジは寺院オリジナル

錫杖(しゃくじょう)

錫杖(しゃくじょう) 振ると鈴の音のように音が鳴る。40分間振り続ける

 筆者が護摩祈祷巡りをするのには、同じ祈祷なのに、寺院によって歌でいう“サビ”の部分で一斉に立ち上がる、「おおおお!!」と声を張り上げるなどの差があるからだ。決まりはあるのか。 「どこで太鼓を打ち鳴らすか、声を張り上げるかなどは、その寺院オリジナルです。宗派で決まっているわけではありません。聞くとどこの寺院のものなのか分かります」  住職オリジナルソングだったのだ。筆者が「護摩焚きロックフェスティバル」と感じていたのは、住職の曲のアレンジの差によるものだったと知る。

嫌がらせで住職の顔を焼こうとするアルバイト僧侶も

 アルバイトの僧侶はどういった基準で選ばれるのか。 「護摩祈祷のアルバイトはその寺院の住職が信用している僧侶が選ばれます。たまに住職への嫌がらせで、護摩木をかざすときにわざと大きく煽り、顔を焼こうとする不埒な僧侶がいるという話も聞きます」  筆者も見ながら、住職と火の距離の近さは気になっていたが、やけどを狙う僧侶がいては、住職もうかうかしていられない。信頼関係は何よりも大切だろう。  受け付けの際に、申込書に願い事と住所や名前を書くが、木札や肌守りになる時は毛筆で書かれている。いったいどこで書いているのか。 「筆耕と言って護摩札を書く専門の人がいて、40分の間に毛筆で、猛スピードで書いています」  厳かな儀式の裏方には、そんな職員たちの努力がある。
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一式50万円からの高額法衣
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ライター・原作者・あいである広場編集長。立教大学経済学部経営学科卒。「認知症」「介護虐待」「障害者支援」「マイノリティ問題」など、多くの人が見ないようにする社会課題を中心に取材する。文春オンライン・週刊プレイボーイ・LIFULL介護などで連載・寄稿中。『認知症が見る世界』(竹書房・2023年)原作者

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