「2006年に閉園したテーマパーク」全国有数の温泉地に表現した“アメリカへの憧れ”が、廃墟になってしまった理由
―[テーマパークのB面]―
全国に数多くあるテーマパーク。今もなお新しいテーマパークが生まれては人々を楽しませ続けている。しかし、そんなテーマパークには、あまり語られることのない側面が存在する。そんな、「テーマパークのB面」をここでは語っていこう。
栃木県・鬼怒川。全国有数の温泉地であるこの場所を車で走っていると、突然目の中に、奇妙な光景が目に入る。
アメリカの観光名所「マウント・ラシュモア」があるのだ。アメリカを代表する歴代四人の大統領の顔が掘ってある岩山で、アメリカでは民主主義の殿堂とも謳われている。そんなマウント・ラシュモアが鬼怒川にある。なぜだろうか。
「ウェスタン村」の前身となった「ファミリー牧場」
「アメリカへの憧れ」を具現化していく
ライター・作家。チェーンストアやテーマパークをテーマにした原稿を数多く執筆。一見平板に見える現代の都市空間について、独自の切り口で語る。「東洋経済オンライン」などで執筆中、文芸誌などにも多く寄稿をおこなう。著書に『ドンキにはなぜペンギンがいるのか』(集英社)『ブックオフから考える』(青弓社)
記事一覧へ
記事一覧へ
この連載の前回記事
この記者は、他にもこんな記事を書いています
ハッシュタグ