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元セクシー女優が「成人向けビデオとピンク映画の“決定的な違い”」を解説。“ピンクVシネ”が減少したワケ

減少傾向にあるピンク映画「ピンクVシネ」

たかなし亜妖さん かつてはあちこちに存在したピンク映画館で上映され、ビデオショップで溢れんばかりに陳列されていた「ピンクVシネ」。年配の男性にとって青春だったともいえるピンクVシネは、残念なことに現在は規模が縮小してしまった。成人向けビデオの勢いに押され、観客(視聴者)が減って以前ほど作品を乱発できないからだ。  成人指定といえど、ピンク映画は今まで映像界の登竜門のような扱われ方だった。高い評価を受けた作品も多く、それがきっかけでスターの座を勝ち取った演者や監督さえいる。だからこそマーケットが小さくなった現実を悲しむ人々が多く、「昭和のような盛り上がりを復活させたい!」といった声も挙がるほど。  若い世代の人からすると「Vシネなんて古臭い」と思うかもしれないが、Vシネとは現代の言葉で置き換えれば「VOD独占配信」と同じ。最近は若者に興味を持ってもらうべく、時代に合った雰囲気のビデオも増えてきたので、灯を消さないためには多くの視聴者の協力が必要不可欠なのである。

再ブームが起きれば映像業界に激震が走るかも

 成人向けビデオの存在が大きくなった影響で、ピンク映画の影は少しばかり薄れてしまった。だからといってビデオが悪者なんて話ではなく、元から在り方が異なるのだから、存在意義の見直しを図ることで再起を狙えるのではないかと私は考える。  なぜたかなし亜妖がこんな偉そうにピンク映画を語っているのか……? 詳しくはまだ語れないが、ピンク映画はまだまだ夢に溢れていると思っている。かつての巨匠やスターが作り上げた素晴らしい世界なのだから、再ブームが起きれば映像業界に激震が走る……かもしれない。 文/たかなし亜妖
元セクシー女優のフリーライター。2016年に女優デビュー後、2018年半ばに引退。ソーシャルゲームのシナリオライターを経て、フリーランスへと独立。WEBコラムから作品レビュー、同人作品やセクシービデオの脚本などあらゆる方面で活躍中。
Twitter:@takanashiaaya
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