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売れっ子セクシー女優が引退後に“お風呂屋さん”に転身。「引退後の最高月収」を暴露

 元セクシー女優でフリーライターの「たかなし亜妖」がお届けする連載コラム。2016年に「ほかにやることがなかったから」という理由でセクシー女優デビュー。女優生活2年半が経過したところで引退を決意し、現在は同人作品やセクシービデオの脚本など、あらゆる方面で活躍中。

セクシー女優から“お風呂屋さん”に転身した女性の苦悩

たかなし亜妖さん

元セクシー女優で現在はフリーライターの「たかなし亜妖」

 セクシー女優の引退後の選択肢としてメジャーな水商売。特に性産業は元女優の看板を活かしやすく、即日即金のため風俗勤務に魅力を感じる人も多い。 「人気・知名度共に高い人物なら、キャバクラ等でも十分稼げるのでは?」という意見もあるが、どうしても飲み屋が合わないタイプも一定数いる。キャバクラやクラブのキャストはお酒を飲みつつ周りにも気を遣い、時にチームプレーが求められることから、性格が大人しいと雰囲気に飲まれて勝ち抜けないからだ。  セクシー女優から風俗業に転身した女性は、どんな思いで舞台を降りたのか。そこで今回は、元単体女優で現“お風呂屋さん”勤務のYさんに取材を行い、現在の収入や転身後の苦悩について、赤裸々にぶっちゃけてもらった。

売れっ子女優だったYさんが引退を決めたきっかけ

 現在32歳のYさんが、セクシー女優として活動していたのは24歳から28歳の約4年間。芸名をコッソリと教えてくれたが、業界の人物に疎い私でも耳にしたことがある。要するに売れっ子の部類に入る元セクシー女優であった。 「業界入りは24歳の時とそう早くないけれど、見た目年齢が若いからデビュー時はハタチで売り出してた。某メーカーからデビューしてトントン拍子で売れて、苦労をしたことはなかったかな。適当にやってても勝手にDVDは売れるし、イベントの集客はできたし……。まぁぶっちゃけ、ちょっと仕事はナメてたね(笑)」  当初は爆発的な売り上げを持っていたせいか、ちょっとしたことで現場をバラし(キャンセルすること)てもお咎めはなかったらしい。知名度ゼロ女優だった筆者からすると、バラし=命取りだったと言うのに……! 現役を退いた今でも、このようなヒエラルキーの違いは、たまにグサッとくるものがある。  そんな私の余談はさておき、Yさんもデビューから引退までのすべてがトントン拍子で進んだのではない。ある時からDVDの売り上げが下がり始め、オフ会も定員割れが目立ち、専属契約の延長が怪しくなったのだ。おまけにキャラクターイメージを守るべく、SNSに載せてはいけないことや、発言の規制など事務所側からの指示もそこそこ多かったらしい。ユルく働きたかったYさんにとって、これは致命的である。 「バリバリ働きたくなかったから月イチ撮影の単体がちょうどよかったのに、キカタンになったら忙しくなるでしょ? それに事務所の“イメージを守れ!”って指示も4年間ずっと面倒だったんだよね。真の自分とは全然違う人間の作り込みをされていたから……。ネイルも髪染めるのも、お酒もダメだったのよ。明らかに無理があって、ほぼフェードアウトする形で引退したんだけど、もともと女優であるこだわりもなかったから、案外スッとやめられちゃったよね」
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転身後の月収を公開
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元セクシー女優のフリーライター。2016年に女優デビュー後、2018年半ばに引退。ソーシャルゲームのシナリオライターを経て、フリーランスへと独立。WEBコラムから作品レビュー、同人作品やセクシービデオの脚本などあらゆる方面で活躍中。
Twitter:@takanashiaaya

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