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パチンコ冬の時代を象徴する「グランドオープン激減」の悲惨な実情

新規のグランドオープンは激減

パチンコ

パチンコ出店予定地にはこういった告知が貼られるが、土地だけ確保してある状態であり、実際に出店が確定しているとは限らない

 逆にまっさらなところから立ち上げられたグランドオープンは、ここ数年ほとんど聞かれません。筆者の知る範囲では神奈川県の激戦区である相模原エリアに、かなりの規模のホールが数店舗できたくらい。そこも決して稼働が悪くはありませんが、まだグランドオープンして1年程度ということを考えれば、ちょっと苦戦しているような気もします。  同じく神奈川エリアには土地だけ確保して……という場所はありますが、いったいいつになったら工事が始まるのやら。スマスロの登場からパチスロはかなり盛り返していますが、逆にパチンコは稼働の低迷が続き、いまさらいちから新店を立ち上げてもなあ……ということなのでしょうか。

オープンの話よりも休廃業の話ばかり

 かつては年末ともなれば、あちこちでグランドオープンの話が聞かれましたが、昨今は休廃業の話ばかりが耳に入ってきて、新店の話は本当にさっぱり聞こえてきません。もともとファン人口が減り続けるなかで中小ホールの淘汰が進み、そこに新型コロナショックの流行が追い討ちをかけたのは皆さんもご存知のとおり。  さらに新たな設備投資が必要なスマート遊技機の導入に新紙幣の発行と、既存店舗ですら厳しい状況下でグランドオープンをというのは、よほどの勝算がなければ難しいのが現実。それでもシェアを広げたければ居抜きで……ということになりますし、実際に数少ないグランドオープン話はそんなホールばかりです。  筆者が業界ウォッチをするようになった30年ほど前のパチンコCR機全盛時代、そして20年ほど前のパチスロ4号機全盛時代にかけては、前述のように年末やゴールデンウィーク、またお盆休みの前にはどこに打ちにいこうか悩むくらいでした。そこかしこでグランドオープンが相次ぎ、業界が本当に盛り上がっていると感じたものです。
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パチンコ関連企業の休廃業も増加
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