ライフ

横浜随一の歓楽街「福富町」の治安を改善したイラン人の尽力

福富町を「小さな六本木」にしたい

fukutomi5

「福富町を小さな六本木にしたい」とアスガル氏

「私が福富町に来た2011年、たしかに福富町では喧嘩やトラブルが絶えなかった。私、とっても苦労したんですよ。 街で喧嘩が起きるたびに何度も止めに入りました。自分の街でトラブルが起きることが嫌だったから。相手が外国人だろうと日本人だろうと、仲裁に入って、話し合いをした。大きな怪我をすることもあったけど、本当に頑張ったんですよ」 アスガル氏が軍人として経験した、イラン・イラク戦争の経験も影響しているかもしれない。同じ街で遊んでいる者同士が殴り合うことが許せなかったという。自分の店でトラブルを起こした客がいれば、問答無用で出入り禁止にした。そんなことを続けていると、だんだんと福富町は平和になっていった。 「福富町は怖い、危ない。たしかにそんな時代もありましたよ。でも、それは昔の話なんですよ。私は福富町を“小さな六本木”にしたいと思ってる。そのためには外国人だけじゃなく、日本人にも遊びにきてもらわないと」 “暴力さえふるわなければ”、アスガル氏はどんな客でも受け入れるという。彼の店は、福富町の玄関といってもいいだろう。
アパッチフライヤー

Apache
〒231-0033 神奈川県横浜市中区長者町8丁目133 YACHI BUILDING 1F
Apache2
〒231-0033 神奈川県横浜市中区長者町8丁目 「サクラビル」 メイセイ45ビル
Apache3
〒231-0043 神奈川県横浜市中区福富町仲通41番地3 「三和ビル/1階」1F

追加1

イベントも盛りだくさん。福富町の夜は熱い

取材・文/週刊SPA!編集部 撮影/兼田光
1
2
おすすめ記事
ハッシュタグ