更新日:2024年04月12日 12:33
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令和の時代に“現役”暴走族が存在。大学生が「学業と暴走を両立」するケースも

大学生が学業と暴走を両立

 その中には「仕事何やってるんですか?」と聞くと「自分は大学生やってます!」という子もいました。  どうやらご両親は彼が暴走族をやっていることは知らないようで、「YouTubeに出たらバレちゃうんじゃない?」と言うと「その時はしょうがないです、自分が選んで好きでやってることなんで。でも、ちゃんと大学にも行って将来のことを考えて勉強しています。押忍……!」という感じで、インタビューしている私の頭の整理が追いつかなかったりします。
倉科

1991年、当時26歳の筆者(倉科)

 今も昔もそうですが、暴走族といっても1人ひとりに話を聞いてみると、みんなピュアで素直な一面を持っている子が多いことも事実なんです(もちろん全員そうだとは言いません)。  彼らのエネルギーを暴走や迷惑行為ではなく、良い方向に使うことができたら社会的にも成功できる人材が多いのでは……と、こういった取材をするたびに考えたりします。  決して暴走行為を肯定はしませんが、私個人としては、暴走族の子たちが時代に流されず、将来は一般社会においてもリスクを恐れずリーダーシップを発揮して活躍してくれることを願っております。 <文/倉科典仁(大洋図書)>
伝説のレディース暴走族雑誌『ティーンズロード』をはじめ、改造車だけを扱うクルマ雑誌『VIP club』や特攻服カタログ『BAMBO』、渋谷系ファッション雑誌『MEN’S KNUCKLE』など、数々の不良系雑誌の編集長を務めて社会現象を起こす。現在は、大洋図書発行の実話誌『実話ナックルズ』のYouTubeチャンネル「ナックルズTV」や、ギャル男雑誌『men’s egg』をWebで復活させたYouTubeチャンネル「men’s egg 公式」のプロデューサーとして活躍中。
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