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女性会員からの“過剰なボディタッチ”に苦しむ男性トレーナーの嘆き「LINEを教えたのが間違いだった」

「三者面談」を経て退会に追い込んだ

追い込まれた渡邉さんは、上司とともにA子さんの夫と三者面談の場を持ってこれまでの事をすべて説明したそうです。 「上司がトレーニング中の監視カメラの映像を見せて、自分がA子さんから執拗にセクハラされている様子を開示しました。旦那さんも事情を理解し、A子さんに代わって謝罪をしていただいた。その後、旦那さんがA子さんを問い詰めると、他の施設でもパーソナルトレーナーを狙って同じようなことをしていたようで大問題になったとか。結局は、A子さんと離婚したようです。当館のジムも規約違反でA子さんを退会させ、やっとセクハラ地獄から開放されました」 A子さんとのトラブルを経て、パーソナルトレーナーとしての心構えも変えたそうです。 「これまでは、顧客をつなぎとめるためにお客様に好かれようとばかり考えていました。ただ、そういった行動をやめ、しっかりとトレーニングだけでお客様の信頼を勝ち取ろうと心を入れ替えました。連絡先の交換も控えるようにして、女性の会員様を受け持つ場合は、しっかりと線引をしてダメなものはダメと言うようにしたんです。結局、トラブルがあったジムはこの夏で辞めて他に移籍するのですが、A子さんのトラブルは良い教訓でしたね」 どんなケースでも加害者が全面的に悪いのですが、被害を受ける可能性がある場合は自衛をしっかりするのも大切になりそうです。 <TEXT/高橋マナブ>
1979年生まれ。雑誌編集者→IT企業でニュースサイトの立ち上げ→民放テレビ局で番組制作と様々なエンタメ業界を渡り歩く。その後、フリーとなりエンタメ関連の記事執筆、映像編集など行っている
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