85歳のジジイがつくった尖りまくりサウナ。本格ウィスキング、アーユルヴェーダの未知の施術体験!【ミスSPA!2023 戸塚咲季/ベストサウナvol.30】
週刊SPA!主催の新人発掘オーディションを勝ち抜いた「ミスSPA!2023」たちによる、連載「ベストサウナ」。第30回は『茨城極熱サウナ』をレポートする。
●今回のサウナー・ミスSPA!2023 戸塚咲季ちゃん
テキサス生まれ群馬育ち。T150 B74 W53 H75。3rd DVD『想い想われ』(エスデジタル)が発売中。サウナ好きなあざかわ女子
85歳の大工が孫のためにつくった極熱のサウナがある──そう聞いて訪れたのは茨城県日立市。まさかここに?というような住宅街に「茨城極熱サウナ」はひっそりと佇んでいた。さっそく民家の一角にある110℃のサウナ小屋に入ると、まずは体の性質を調べるために、スタッフによる脈診が行われ、その日の最適なウィスキングプランを構築してくれるのだ。
●Point:脈を測って、その日の体調を測定。最適なサウナプランを導きだす
1セット目で軽く下茹でをしたら、続いてインドの伝統医療・アーユルヴェーダの施術が行われる。体質に合わせたインド5千年の伝統オイル、アーユルヴェーダオイルで、凝り固まった体が瞬く間に解きほぐされていく。その間、サウナ室では座面のセッティングが変えられ、2セット目で本格的なウィスキングが行われるのである。
ラトビア直輸入のオークウィスク(枝葉)を惜しげもなく使用し、ウィスキングマイスターが2人がかりで全身を植物で包み込む。細やかなロウリュでサウナ室内の熱も上がっていき、ウィスキングのリズムが次第に変わり演奏をしているような感覚に。徐々に心拍数が上がっていくと……サウナ室内を換気して、アーユルヴェーダオイルを用いた全身ボディートリートメントへ移行。序盤から瞑想状態に導かれ、気づけば90分、サウナ室内で施術を受けていた。
ひんやりと心地よい地下水で一旦クールダウンしたあとは、ウッドデッキで大の字になって外気浴。リラックス中も音叉に似た音色を奏でる「シンギングボウル」による波動で体内が心地よく揺れる。のどかな住宅街に響き渡る鐘の音が妙に心地よく、まったりとした不思議空間に誘われるのだ。
最後の仕上げが、アーユルヴェーダの施術「シロダーラ」。額の中央にある第三の目と呼ばれるツボ(マルマ)に、温かいオイルを少しずつ垂らし続けることで瞑想状態に導かれるといい、大半の人がここで寝落ちするのだとか。
目覚めたときには、すでに3時間も経過していた。時間を完全に忘れてしまうこの体験は、海外リゾートでも受けられないような唯一無二の最上級サウナエステだ。この施術が「茨城極熱サウナ」のフルサービスであり、真骨頂なのである。料金は5万円~となり、施術者全員が揃わないとできないため、この未知の体験を受けたい人は予約時に要相談だ。
<取材・文/森野広明 撮影/三橋直人>
85歳のジジイがつくった尖りまくりサウナ
本格ウィスキング×サウナと、アーユルヴェーダの未知の施術体験!
<取材・文/森野広明 撮影/三橋直人>
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