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日経平均4万円台を再突破!次世代の「日本株テンバガー」を見つける“3つの指標”

テンバガー候補を見つける3つの指標

 テンバガー候補を見つけるためには、企業の財務状況を確認することも不可欠です。特に注目すべきポイントは以下の通りです。 【売上高成長率】  過去数年間の売上高の伸びをチェックし、安定した成長を続けているか確認します。成長市場においては、売上高が持続的に増加している企業が有望です。 【営業利益率】  高い利益率を維持している企業は、競争力が高いことを示しています。当然、利益率が高い企業は価格競争に強く、持続的な成長が期待できます。 【フリーキャッシュフロー】  フリーキャッシュフローを持つ企業は、健全な経営を行っていると判断できます。またキャッシュフローが増加している企業は、事業拡大や新規投資、株主への分配などに積極的に取り組む確率が高いと考えられます。

テンバガーは消去法による銘柄選定

東京証券取引所 テンバガー発掘は消去法のゲームです。まず見込みのありそうな銘柄を仕込み、「良い決算」を出した銘柄は継続保有し、「悪い決算」を出した銘柄は売却することが必要です。特に悪い決算を出した銘柄をポートフォリオから除外する習慣をつけることで、企業業績の良い株だけを保有することができます、これが結果的に暴落するような銘柄を保有するリスクを最小限にすることが出来ます。  また、投資テーマや画期的なサービスなどのストーリーに目を奪われないように注意することが必要です。本当に希少価値があるのは、毎回の決算で投資家の期待に応え続ける企業です。そのような銘柄は本当に一握りしかありませんが、テンバガーになるのは、こうした銘柄だけです。  日本の近年のテンバガー株には以下のような銘柄があります。 【川崎汽船(9107)】  海運大手3社のうちの1社であり、特に電力用の石炭を運ぶ船と自動車を運ぶ船に強みがあります。 <2024年3月決算> ・売上高成長率(前期比) +2.1% ・営業利益率(前期比) +7.5% ・フリーキャッシュフロー 約1,361億円 【レーザーテック(6920)】  最先端の半導体を製造する際に欠かせない「マスク欠陥検査装置」を提供している企業です。特に、次世代の半導体製造技術であるEUV(極紫外線)を用いた光源に関しては、独占的な地位を持っています。半導体需要の恩恵を受ける形で成長中です。 <2024年6月決算> ・売上高成長率(前期比) +27.6% ・営業利益率(前期比) +7.9107% ・フリーキャッシュフロー 約220億円 【ディスコ(6146)】  半導体や電子部品の製造には、非常に精密な作業が必要です。その中でも、材料の切断、研削、研磨といった工程は特に重要です。これらの工程を行うための装置と、それに使う消耗品であるダイヤモンド砥石において世界トップシェアを誇ります。半導体需要の恩恵を受ける形で成長中です。 <2024年3月決算> ・売上高成長率(前期比) +8.2% ・営業利益率(前期比) +10.0% ・フリーキャッシュフロー 約811億円
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筆者が注目するテンバガー候補株
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金融ライター、個人投資家。資産運用とアーティスト作品の収集がライフワーク。どちらも長期投資を前提に、成長していく過程を眺めるのがモットー。 米国株投資がメインなので、主に米国経済や米国企業の最新情報のお届けを心掛けています。Webメディアを中心に米国株にまつわる記事の執筆多数 X(旧ツイッター):@usjp_economist

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